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【高校野球】掛川西の2年生軍団が躍動しベスト16進出

スポーツ報知 / 2024年7月22日 8時0分

9回2死満塁から掛川西の石川大峨が走者一掃となる左越えの二塁打を放つなど4打点の活躍

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会▽3回戦 掛川西9―1袋井(21日、浜松)

 3回戦の残り8試合が行われ、ベスト16が出そろった。加藤学園、駿河総合、掛川西などシード8校がすべて勝ち上がった。4回戦は23日に行われ、8強が決まる。

 掛川西の2年生軍団が大暴れだ。スタメン5人が名を連ねた下級生が、3年生を後押しした。5番・桑原拓海中堅手が初回1死満塁から内野ゴロで先制となる打点を挙げ、7番・石川大峨一塁手の2安打4打点の活躍など、9得点中6打点を2年生がたたき出した。

 アクシデントにも負けなかった。8回の守備中、石川は鼻血が出た。「変にリズムを崩すのはイヤだったので、我慢してタイムを取らなかった」。無失点にしのぐと、直後の9回表だ。2死満塁から走者一掃となる左越え二塁打を放って試合を決めた。

先発杉崎は5回0封 投げては、先発の2年生右腕・杉崎蒼汰が5回を無失点投球で試合をつくった。7回に貴重な追加点となる適時三塁打を放った鈴木脩平二塁手は「同級生だけのミーティングで3年生を甲子園を連れていこうと話をしています」と、思いを代弁。大好きな最上級生と一日でも長く野球を続けるために2年生たちが、もっともっとグラウンドで暴れ回る。(塩沢 武士)

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