カブス・鈴木誠也は、冷静な読みに基づく初球狙いで同点打の殊勲
スポーツ報知 / 2024年7月22日 8時25分
◆米大リーグ カブス2X―1ダイヤモンドバックス=延長10回(21日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブスの鈴木誠也外野手が21日(日本時間22日)、本拠のダイヤモンドバックス戦に「3番・DH」で出場。9回1死三塁で同点の中前タイムリーを放ち、7回2安打1失点と好投していた今永の黒星を消した。4打数1安打1打点1三振で、打率は2割6分5厘となった。鈴木の同点打で延長に持ち込まれた試合は、延長10回、カブスが満塁からホーナーが押し出し四球を選んで、今季5度目のサヨナラ勝ちで、後半戦初勝利だ。
鈴木のバットが、2試合連続完封負けの屈辱に抵抗し、今永の黒星を消し去った。0―1で迎えた9回1死三塁。それまで3打数無安打に抑えられていた鈴木は、3番手の右腕、マルティネスの初球、100マイル(161キロ)の直球を捉えてセンターに弾き返した。三塁走者が同点のホームに生還すると、一塁上で両手を叩いて感情を爆発させた。
「追い込まれると難しくなってくるので、早いカウントでしっかりと振っていかないと、と思っていた。あの打席は、初球から打とうと決めていました」
マルティネスは3連投。鈴木は19日の初戦で四球を選び、前日の20日はスプリットで空振り三振に倒れ、ぞれぞれ5球ずつをみている。球種と球筋の残像を、頭にインプットして挑んだ3度目の勝負は、積極果敢と同時に、冷静な読みが、功を奏した。
「コントロールが悪い投手ではないので、ある程度、ゾーンの中で勝負してくる。あれを、仕留め切れないと、昨日みたいに追い込まれて厳しくなる。1番チャンスがある初球から振っていかないと、と思っていた。あのボールを仕留め切れなかったら、多分、三振してたと思う。本当に前に飛んで良かったです」。
最速102マイルの直球を武器にスプリット、スライダーを操るマルティネス。「そこ(直球)に合わせていくと、どうしても(視界から)消えちゃうんで」というスプリット勝負を避けて、初球の直球に狙いを定めて、見事に仕留め切った一撃。振り出しに戻った試合は延長10回の押し出し四球で今季5度目のサヨナラ勝ち。何とか、ワイルド・カード争いに踏み止まりたいカブスの後半戦初勝利につながった。
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