柔道・永山竜樹と角田夏実がパリ五輪へ出発 永山「まずは試合に勝つ」 角田「自分は戦うだけ」

パリ五輪へ出発した角田夏実（カメラ・富張　萌黄）

　柔道のパリ五輪代表で男子６０キロ級の永山竜樹と女子４８キロ級の角田夏実（ともにＳＢＣ湘南美容クリニック）が２２日、東京・羽田空港からパリへ向けて出発した。ともに五輪出場は初めて。永山は「今のところは順調で、あとは現地に行ってもいいコンディションで試合ができるように準備していきたい。いつも通りにはいかないとは思うが、自分らしくやっていきたい」と調整は順調な様子。角田は「緊張感という実感が湧いてきた。不安と緊張感がいつもの大会よりも多いかなと思う」と現在の心境を話した。

　日本時間２８日に決勝が行われる。２人には今大会での日本勢金メダル１号と夏季五輪通算５００個目のメダル獲得の期待が寄せられている。「そこはあんまり意識してなくて、自分は小さい時からオリンピックで金メダル取るっていうことだけ考えてやってきた。そういうのは後からついてくるものだと思うので、まずは試合に勝つ」と永山。角田も「自分であんまり気にしないようにはしている。自分は戦うだけで、自分の中での一番のパフォーマンスができれば」とともに記録は意識せず、金メダルを目指す。