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【高校野球】拓大一、エース岡部は日大三相手にリベンジならずも114球力投「やりきった」

スポーツ報知 / 2024年7月22日 14時13分

2番手登板の拓大一の 岡部蓮

◆第106回全国高校野球選手権大会 西東京大会 ▽準々決勝 拓大一 1―7 日大三(22日・神宮球場)

 拓大一は日大三に1―7で敗れ、52年ぶりのベスト4進出には届かなかった。

 試合後は悔し涙を流したが、春から背番号1を付ける岡部蓮(2年)はすべてを出し切った。この日は4点を失った初回1死一塁の場面で登板。「これ以上離れると(試合が)決まってしまう。0で抑える気持ちだった」。167センチの左腕は後続を断ち切ると、「甘い球でいくと打たれると思ったので、今日はどんどんストレートを刺していくイメージ。まっすぐ押してくつもりで相手の流れにのまれないように投げた」と130キロ台前半の直球も決め球に使いながら4回まで無失点。138球を投じた東海大菅生戦から中1日で、「体はけっこうきつかった。7回くらいで足をつってしまった」と最後は疲労も見られて8回途中に交代したものの、強豪相手に3失点(自責1)で114球の力投を演じた。

 1年間での成長を実感したことも事実だ。昨年5回戦では同じ日大三に5回1/3を投げて7安打6失点(自責5)で敗れた。「去年は緊張もしていたし、自分では決まったと思ってもくらいついてこられた」。1年間でストレートの強さに磨きがかかり、カーブやツーシームなど変化球は5種類に増えた。「配球を考えながらバッターと会話すること」を何より意識。今年の5回戦は、同じく優勝候補の東海大菅生に9回138球を1人で投げきり、接戦を制した。大会序盤に右足太もも裏を肉離れしていた影響もあり、万全とは言えなかったが、「1番の自覚がある」。自らを奮い立たせてマウンドに立った。

 今年掲げたチームの目標であるベスト8を達成した。「神宮を目標にしてきたので、3年生と一緒にここで野球ができて良かった。(バッテリーを組んだ捕手の佐藤は)リードもうまいし、誰よりも信じて投げられる。負けたことは悔しいけど、やりきったし、最大限の力は発揮できたかな」。また一つ階段を上ったエースの目線は、より高くなった。「来年につながる通過点。自分たちの代では甲子園を目指していきたい」。力強く次の挑戦を見つめていた。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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