【女子野球】Ｗ杯７連覇に向け日本代表マドンナジャパンが直前合宿

W杯７連覇に向け直前合宿をスタートさせたマドンナジャパン（カメラ・軍司　敦史）

　２９日（日本時間）からカナダで行われる女子野球Ｗ杯最終ステージ（Ｓ）でＷ杯７連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が２２日、神奈川県秦野市で直前合宿をスタートした。

　初日は男子中学生の湘南ボーイズと７回の強化試合などを行った。初回に先発の森若菜（阪神タイガースＷｏｍｅｎ）が３点を失ったが、その裏に四球を挟む５連打で２点を返すと、２点を追う４回には２ランスクイズを成功させるなど積極的な攻撃をみせ４―４で引き分けた。メンバー２０人のうち１７人を使って仕上がりを確認した中島梨紗監督は「気温も高く疲れが見えたところはありましたが、確認したいことはできた。何点取られても取り返す（強い）つもりでみんないるので、心強いチームだなと思いました。選手の仕上がりも良かった」と高評価した。

　３回には２番手として清水美佑（巨人女子チーム）が登板し２回無失点と好投。選出されていた小野寺佳奈（巨人）がケガのため代わって急きょ代表入り。１８年のＷ杯以来となる代表マウンドに「戻ってきたというよりは、（しばらく選ばれずに）遠い存在になっていたので、やっとスタートラインに立てたなという気持ち。自分の出せる力を出せたと思います」と語った。代表合流にあたり、小野寺からは引き継ぎ事項を細かく教えてももらったそうで、「悔しい中ながら伝えてくれたのが一番のエール。自分が頑張ることが彼女のためになると思う」と、大舞台での活躍を誓った。

　６年ぶりに世界一が決まる最終Ｓは、昨年広島などで行われた１次リーグ（Ｌ）を突破した日本と台湾、カナダ、ベネズエラ、メキシコ、米国が参加。総当たりの上で決勝は８月４日に行われる。