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「航海士」THE RAMPAGE・陣「地図を広げてみんなを一つにして」荒波乗り越え目指すは世界

スポーツ報知 / 2024年7月24日 12時0分

THE RAMPAGE・陣(カメラ・頓所 美代子)

 16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」が、9月11、12日に約3年2か月ぶりとなる東京ドーム公演を開催すると発表した。リーダーの陣(30)は「ファンの人たちの心をわしづかみにして離さないようにします!」と気合十分。EXILEを代表する“24karatsシリーズ”を引き継いだ新曲「24karats GOLD GENESIS」(24日発売)に「憧れでやっと夢がかなった」と目を輝かせながら、結成10年の軌跡とドーム公演への意気込みを語った。

 半袖からのぞく二の腕が太いのはもちろん、首から肩にかけての盛り上がりと広がり方は、まさに「筋骨隆々」という言葉が似合う。RAMPAGEといえば、“ライブで脱ぐ”が名物の一つだが、脱衣にもちゃんと理由がある。

 「自分は好きで脱いでるのではない。本番に向けて鍛え上げて、いざステージでパフォーマンスすると、本当に衣装が苦しくて倒れそうになる。限界ギリギリだから脱いでいるだけ」。本気でステージに向き合っているからこその“名誉”だと言い切った。

 4月から今月21日まで行われたアリーナツアーを完走したが、ゴールはまだ先にある。「やっぱり一番は、自分たちの肉体で表現することでファンの人たちを喜ばすことだと思う」と語る陣が見据えるのは、2度目の東京ドーム公演だ。

 「2日間しか見られないものをつくるのは、すごく時間もかかりますし、コストもかかるんですけど、アリーナツアーの延長の追加公演ではなく、ドーム単独公演として見せ切るのがファンの人たちもうれしいと思う。ステージをなるべく客席の近くまで延ばし、走り回り、16人でアグレッシブな姿を見せたい。次のツアーも絶対行きたいと思わせたい」

 9月のドーム公演は、アリーナツアーの開催前にEXILE HIRO(55)から伝えられていたという。「アリーナツアーのリハーサルの時で、3月末ぐらい。アリーナツアーはある程度、次のドームに向け鍛え上げる公演でもあった。LDHのグループなので、圧倒的なパフォーマンスというところをしっかりと意識して走ってきた」と油断は全くない。

 新型コロナが最も猛威をふるっていた2021年に、RAMPAGEは初めて東京ドームの単独公演を行っている。ただ、ファンの声出しなしで客席数も半分以下にした“コロナ仕様”のライブだった。加えて「総じて自分たちの力も足りてなかった」とグループとしても万全ではなかった。

 「ある種のチャレンジではあったと思うけど…。やっぱり自分たちが思い描いているステージとは少し違って、イレギュラーな形。コロナ禍といういろんな要因があった中だけど、メンバーが納得できる力を出せなかったという感じはあった」

 もしコロナ禍がなかったら―。そんな世界の話をすると陣の目が光った。

 「僕は正直、『コロナがなかったら、コロナがはやってなければ』の話をしてもしょうがないと思っていて。そういう運命だったと結構、割り切っている。コロナ禍の時期は、エンタメ業界がストップしている状態で、僕らだけがアドバンテージがあったわけではない。むしろ、もう一回、下地を築いて、そこから自分たちで描いていた道を進めている」

 3年間で成長も遂げた。グループにとって憧れで夢だった、LDH内での一流の証しとされる“24karatsシリーズ”を引き継いだ新曲をリリースする。陣は「本当にうれしかった。EXPGの生徒の頃からの憧れ。ミュージックビデオのために、バキバキに体を鍛えて気合を入れた」と目を輝かせた。

 「LDHの一つの礎で、EXILE魂が一番濃く入ってる。だから、EXILE魂を胸に、常に自分たちが1番だっていう自信を持っておきたい。今の時代だからこそ、何にも流されずに自分たちを見せたい。EXILEも芯の通ったプライドがあったから輝いて見えたと思う。LDHのファンの人たちも、僕たちにそういうのを求めてるのでは」

 昨年はタイ最大規模の屋外音楽フェスにも出演した。世界進出に関してはどう考えているのか。

 「RAMPAGEの音楽を、世界の人たちが聴いたらどういう反応をされるんだろうとか、僕らのパフォーマンスを見たらテンション上がるのかなとか、そういうところに一番興味がある。自分たちが自信を持って届けるもの、自分たちの誇りが音楽やライブにあるから、やっぱり世界にチャレンジしていきたい」

 実は外国語もグループで練習しているという。「グループの中に何となく地域担当がある。僕も中国語を勉強している。韓国語、英語、タイ語、インドネシア語を勉強しているメンバーもいる。現地の言葉で話した方が絶対、思いが伝わる。MCもちゃんとその土地の言葉で話せるようにしたい」

 2020年にスポーツ報知のインタビューで、自身の立ち位置を「ハンバーグのつなぎ」と表現していた。現在はどのような自己分析をするのか―。

 「船の航海士かな。常に世の中の風向きを読んで、グループが右に行くのか左に行くのか方向性を見極めている。時には『次はここに行こう!』って、地図を広げて、みんなを一つにして。目的地に到達するための道筋を考えているかな」

 “航海士・陣”の羅針盤が指し示すのは、ドーム公演を超えた先にあるドームツアーだ。「そこだけ切り取られると、数字に固執してる人たちみたいな感じで嫌だけど…」と苦笑いしつつ、言葉を紡いだ。

 「やっぱりアーティストとして活動している上で、一つの目標には常に置いている。アジアなどの海外にもどんどん挑戦していきたい気持ちもある。RAMPAGEってどのイベントとか式典に行ってもなじまなくて。でもそれがいい」。LDHの暴れん坊たちは、エンタメ界の荒波を今日も乗り越えていく。(増田 寛)

 ◆陣(じん)1994年4月28日、大阪府生まれ。30歳。中学からEXPG大阪校に通い、2014年にEXILEのパフォーマー・バトル・オーディションに応募。合宿審査で落選するも、THE RAMPAGEの候補生に選ばれる。武者修行を経て正式メンバーとなり、メンバーのLIKIYAとともにリーダーに就任。17年1月に「Lightning」でデビュー。178センチ。血液型AB。

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