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「そこにいてくれた方がいい」巨人・阿部監督「7番・モンテス」プランで後半戦大混セから独走狙う

スポーツ報知 / 2024年7月23日 5時0分

オールスター明けから1軍に昇格し、7番打者での出場が濃厚になったモンテス

 巨人の阿部慎之助監督(45)が22日、東京・大手町の球団事務所で山口寿一オーナー(67)に前半戦終了の報告を行った。貯金8で5年ぶりの首位ターン。残り54試合の後半戦へ「貯金がないと思って、またここから開幕だと。(貯金)8と思わないで0からスタートする」と仕切り直す。新外国人ココ・モンテス内野手(27)を7番・遊撃か三塁で起用する構想も披露。歴史的大混戦のセ・リーグ制覇へ再加速を目指す。

 最高のチーム状態で球宴休みを迎えた。阿部監督は山口オーナーと対面して貯金8で5年ぶりの前半戦首位ターンを報告。ねぎらいの言葉を受け、さらに気を引き締めた。「貯金がないと思って。またここから開幕だと思って貯金を増やしていく。8と思わないで0からまたスタートする」。残り54試合。後半戦初戦の26日のDeNA戦(横浜)を開幕戦と位置づけて再出発する考えを示した。

 借金1で迎えた6月23日のヤクルト戦(東京D)で大城卓を「5番・一塁」に入れた。6月に入り坂本、秋広、岸田、萩尾、吉川らで5番を日替わりで試行錯誤していた中で、捕手の大城卓を3年ぶりに一塁に入れて勝利。それ以降、丸、吉川、ヘルナンデス、岡本和、大城卓の1~5番を固定し、前半戦終了まで15勝6敗と勢いに乗った。山口オーナーからは「大城のファーストは、はまりましたね。丸の1番も」との言葉をかけられたという。

 上向きの打線に期待の新戦力が加わる。新外国人のモンテスが24日の全体練習から1軍合流予定。内野をどこでも守れる強打の右打者で守備位置は「三遊間」と構想。打順は「7番くらいで。外国人が7番にいてくれたら気持ち悪いだろうし、相手も。そのへんにチャンスが回ってくることが多いから。そこにいてくれた方がいい」と7番・遊撃か三塁で起用するプランを初披露した。「尚輝(吉川)を休ませる時も(二塁で)使えるかなと想定している」と起用法に幅が広がる。

 2軍調整から1軍復帰後、15打数1安打の坂本が復活すれば三塁・坂本、遊撃・モンテスが可能。「モンテスが頑張って打って、勇人が打ってくれれば一番いいんだけど」と期待するが、坂本の状態次第では三塁にモンテス、遊撃に門脇や泉口もあり得る。岡本和が一、三塁と左翼、大城卓が捕手と一塁を守り、内野の布陣には多くの選択肢ができてきた。

 球団34年ぶりにセの全5球団に勝ち越して前半戦を終えた。「5番まで固定できているのが一番の要因だと思う。全チームに勝ち越していると言ってもほぼ五分だからね。そこは想定内だよね。その中で首位ターンは想定外だよね」。首位とはいえ、2位広島と1差。3位DeNAと2・5差、4位阪神と3・5差で異例の大混戦。だからこそ一度リセットして開幕戦のつもりで球宴明け初戦に臨む。

 「貯金が何個あるとかは考えず、ここからまた貯金をつくっていく」。4年ぶりリーグ優勝へ慢心はない。新たな気持ちでギアを上げていく。(片岡 優帆)

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