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大谷翔平「願わくばこの球場で一番大きいホームランを」4年連続30号ドジャースタジアム左打者最長144メートル

スポーツ報知 / 2024年7月23日 4時0分

◆米大リーグ ドジャース9―6レッドソックス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠地・Rソックス戦に「1番・DH」でフル出場し4年連続4度目、リーグ一番乗りとなる30号ソロを放った。自身、今季2番目の飛距離となる473フィート(約144メートル)の特大弾に同僚も驚がくだった。

 さすがの大谷でも気持ちのいい特大弾だった。一塁を回ると、大歓声を浴びながら右手を突き上げた。「一応見てはいましたけど目視はできなかったので、どこに行ったのかはちょっと分からなかった」。自分でも見失うほどの打球は右中間へ吸い込まれ、右翼席最上段でワンバウンドし、場外へと飛び出ていった。

 5回無死。真ん中付近のカットボールを振り抜くと、打球角度28度、打球速度116・7マイル(約187・8キロ)の当たりは、グングン伸びていった。スタットキャストが導入された15年以降のドジャースタジアムでは15年の1位スタントン(当時マーリンズ)と2フィート(約61センチ)差の2位で左打者では最長。大谷が右腕から放った一発では最長のアーチだった。同僚からのリアクションについて聞かれ「みんな『まあまあだな』みたいな」と、笑ったが真相は違った。

 劇弾直前に1号ソロを放ったバーンズは「まだ自分の本塁打のことを考えていたら銃声のような音が聞こえた。見たらみんな叫んでいた。本当にクレイジー。こんな人見たことがない」

 5号ソロを放ったラックスも「ショットガンのような音がした」と証言。メジャーリーガーの中でも大谷はやはり異次元だ。

 日本人では04年に松井(ヤンキース)が31発を放ったのが大谷以外で唯一の30発超えで、シーズン100試合目で4年連続4度目の30号。シーズン48発ペースで、日米通算250号にも王手をかけ「願わくばこの球場で一番大きいホームランを今後打てればうれしい」と珍しく色気も見せた。

 後半戦は19日の初戦でいきなり3打席連続三振。この日も1打席目で3球三振。ベンチではバットをタオルで入念に拭いて願いを込めていた。「その前の打席(左飛)の感覚もよかった。いい感覚がいい結果につながると、今後の打席にいい影響が出てくる」と、量産態勢への手応えもつかんだ。

 ESPNで全米中継された注目の一戦。チームも今季最多6本塁打の一発攻勢でレ軍に同一カード3連勝だ。「難しい試合をものにできているのは、チームとして勢いに乗っていく要因になる」。日本人初のトリプルスリーへも、まず1個目のハードルをクリアした。(安藤 宏太)

 ◆大谷記録メモ

 ★473フィート(約144.2メートル)弾

 ▽ドジャースタジアム 15年のスタットキャスト導入後では、15年5月12日のスタントン(マーリンズ)の475フィート(約144.8メートル)に次ぐ2位。左打者、ドジャースの選手では最長。450フィート(約137メートル)以上の本塁打を同球場で2発放ったのは大谷1人で、今季すでに5発目。

 ▽ドジャースタジアム場外弾 大谷の特大弾はワンバウンドして球場外に出て場外本塁打とはならなかった。同球場の場外弾は21年タティス(パドレス)、15年スタントン(マーリンズ)らが放っているが、左打者ではこれまで1969、73年のスタージェル(パイレーツ)のみとされている。

 ★30号

 ▽4年連続 現時点で4年連続30発を継続しているのはジャッジ(ヤンキース)、大谷の2人だけ。

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