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「自信をもっていける」渡辺雄太も復帰 バスケW杯準優勝のセルビア相手に驚異の43%をマークした日本の武器

スポーツ報知 / 2024年7月23日 6時30分

渡辺雄太

◆バスケットボール男子 ▽強化試合 日本100―119セルビア(21日、セルビア・ベオグラード)

 パリ五輪に出場する世界ランク26位の日本は、昨年W杯準優勝で同4位のセルビアに100―119で敗れた。大黒柱の渡辺雄太(29)=千葉J=が左ふくらはぎ肉離れから復帰し、八村塁(26)=レイカーズ=との“ダブルエース”が21年東京五輪以来、約3年ぶりにそろい踏み。渡辺雄は10得点、八村はチーム最多の29得点。日本は強豪から、生命線の3点シュート(3P)を20本決めて成功率43%と高数字を記録した。試合には敗れたが、好材料をそろえ、五輪へと向かう。

 「歴代最強」日本がついに完全体で動き出した。渡辺雄が、左ふくらはぎの故障から本番初戦6日前についに復帰を果たし、八村との“ダブルエース”が約3年ぶりに共演。NBAで3度MVPのヨキッチ(ナゲッツ)擁する五輪優勝候補に19点差で敗れたものの、攻撃では100点を奪った。敗戦後、トム・ホーバス監督(57)は「勝ちたかったが、攻撃は良かった。強い相手とやって悪くない試合」と手応えを口にしていた。

 2人が並び、攻撃に厚みが増した。世界で勝つための生命線3Pが好調。第2クオーター(Q)は一時、15点差が開いたが、ジェイコブス晶、比江島、八村、ホーキンソンと次々3Pを決め、現地ファンを黙らせた。前半は7点差と大健闘。渡辺雄は2本、八村は成功率驚異の62%で5本、河村も第3Qの苦しい場面でロング3Pを沈めるなど同50%で計4本。攻撃の起点が複数でき、相手のマークをかき回して、好機が生まれた場面もあった。

 チームは3P46本中、成功20本で確率は43%を記録。指揮官が掲げてきた目標値40%をクリアした。日本が目指すバスケが徐々に形となり、「間違いなく良い方向に進んでいる。(自身もけがの)怖さなくできると思う」と渡辺雄。6月下旬から合流した八村、渡辺雄と他のメンバーとの動きもフィットし、指揮官も「大きな一歩」。両軍最多29得点の八村、復帰即10得点の渡辺雄の存在感も際立った。

 五輪前最後の対外試合を終え、非公開を除き、強化試合は6戦で1勝4敗1分け。渡辺雄が「自信をもって五輪にいける」と言うように、世界に通用する部分も確認できた。「渡辺雄も戻ってきて、これ以上ないプラス。最高の準備ができた」と主将・富樫。五輪初戦は27日、直前の強化試合で21点差で敗れたドイツと戦う。渡辺雄は「まだ成長しないといけないところはある」と引き締めた。そろった2人のエースとともに初の五輪8強入りに挑む。

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