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2回新潟は暑熱対策で初の“2部制”に 3時間半の“昼休み”でメインは15時45分発走の7R 

スポーツ報知 / 2024年7月23日 6時30分

新潟のパドック。今週末と来週末は昼休みにファンに開放される

 今週、来週の2回新潟(27、28日、8月3、4日)は暑熱対策のため、初の“2部制”開催となる。競走時間帯を拡大し、気温が上昇する5R以降に約3時間半の休止時間が設けられる。メインは15時45分発走の7R。

 温暖化の影響もあって、一昔前と比べてより過酷になった日本の夏。本来、暑さに強くない馬にとっても厳しい季節であることは間違いない。昨今の状況を鑑みたJRAは今年、新たな暑熱対策として2回新潟(7月27、28日。8月3、4日)の開催4日間で、競走時間帯の拡大を試行する。

 対象日は、5R(11時35分)の後に約3時間半の休憩を挟み、6R(15時10分)で再開。15時45分の7Rがメインレースとなり、最終12Rの発走は18時25分となる。空白の3時間半を埋めるために新潟競馬場では、レース間では珍しいパドックをファンに開放してのパドックウォークをはじめ、場内のテラスプラザ特設ステージでは、演奏会やお笑いライブなどを予定。来場したファンは、同日に開催されている札幌の馬券購入や、イベントに参加して過ごすことが可能となっている。

 JRAは13年頃から厳しくなる夏の暑さが重要な課題と認識。ミスト、馬房のエアコン、馬体冷却用のシャワーなどの設置を進め、運用面では装鞍所の集合時間や下見所周回時間の短縮に取り組んできた。また、気温などのデータを踏まえて20年夏からは小倉の開催を減少。比較的涼しい札幌と、地理的に東西から出走しやすい新潟で開催してきた。さらに、新潟の気温についても議論を進め、競走時間拡大が採用される形となった。

 JRAは従来と異なる開催運営や労働環境になることから、様々な声が出てくるものと想定。それらの意見に加え効果や課題を検証したうえで次年度のあり方を検討していくことになる。

 <前日発売・払戻終了は現金では18時45分まで>

 ◆2回新潟開催に伴う営業体制

 ◇WIN5 〈1〉札幌9R→〈2〉札幌10R→〈3〉新潟6R→〈4〉札幌11R→〈5〉新潟7Rの順

 ◇テレビ中継 ▽BSイレブン 土曜12時~14時30分、16時~19時 日曜12時~15時、16時~19時▽BSグリーンチャンネル 土曜9時~13時、13時~19時 日曜9時~13時、13時~19時30分

 ◇ラジオ中継 ▽ラジオNIKKEI第1 9時~18時45分▽ラジオNIKKEI第2 9時30分~16時45分

 ◇馬券販売 ▽現金発売 前日発売・払戻終了は18時45分(一部は18時40分)▽ネット投票 金曜の夜間発売開始は20時 土曜の前日発売終了は19時30分、夜間発売開始は21時30分

<昨年のアイビスSD当日は最高気温33・7度に>

 気象庁によると、昨年のアイビスSD、クイーンS当日(7月30日)の新潟市、札幌市の1時間ごとの気温(12~16時)は、新潟では最も低い12時でも32・2度。ピークの14時には33・7度まで上昇していた。それに対して札幌で30度超えはなく、16時の29・7度がピークだった。また、昨年の月ごとの平均気温(平均最高)の比較では、札幌が7月に23・8度(27・8度)、8月は26・7度(30・9度)。新潟は7月が26・5度(30・3度)、8月は30・6度(35・6度)だった。新潟では同年最高の39・1度を8月9日にマーク。新潟の過酷な暑さをデータが如実に表している。

<12時~13時20分でパドック入れます>

◆2回新潟の休止時間中イベント

 ◇パドックウォーク 各日12時~13時20分のお昼休み限定でパドックをファンに開放。ピンヒールやハイヒール、スパイクなどパドックを傷める可能性のある履き物では入場できない。

 ◇テラスプラザ特設ステージ ▽音楽ライブ(27、28、8月3日の11時50分~)▽お笑いライブ 関田将人、いっすねー!山脇(28日13時30分~)、フルーツポンチ・村上健志、5GAP(8月4日13時30分~) ▽TCKファンファーレ隊演奏(8月4日11時50分~、当日のレパードSで生ファンファーレも)

 

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