【高校野球】早実、国学院久我山の追い上げ振り切り7年ぶり4強 和泉監督「大きな1勝」
スポーツ報知 / 2024年7月22日 21時16分
◆第106回全国高校野球選手権大会 西東京大会 ▽準々決勝 早実14―13 国学院久我山(22日・神宮)
9年ぶりの甲子園を目指す早実が国学院久我山を14―13で下し、2017年以来の準決勝進出を果たした。
試合は雷の影響で中断を挟んだが、3時間33分(中断の54分間を除く)に及ぶ激闘となった。早実は2点を追う2回、プロ注目の宇野真仁朗内野手(3年)の高校通算64発目となる逆転満塁ホームランなどで5点を奪うと、3回にも6得点のビッグイニング。一時は12―3まで9点にリードを広げたものの、国学院久我山の猛反撃に遭う。7回に6点を失い、13―13の同点に追いつかれた。それでも8回1死から宇野が四球を選ぶと、盗塁成功。3番の高崎亘弘(3年)が左中間適時二塁打を放ち、勝ち越しの1点を挙げた。
名門対決を制し、和泉実監督は「苦しい試合だった。追い越されることがあるかないかは大きい。何が何でも、勝ちたいって気持ちが上回ってくれて、本当にみんなで勝った試合。チーム力が上がっていく意味で大きな1勝」と安どの表情を浮かべた。
投手陣は苦戦したが、7回途中から5番手でマウンドに上がり、無失点に抑えた右腕の山崎啓生(3年)や、6月中旬に肘のけがから復帰し、この試合も先発したエース左腕の中村心大(2年)らもなんとか粘った。和泉監督は、「山崎が踏ん張ってくれたのが大きかった。中村も(ここまでの戦い含めて)無理させてしまっている。修羅場を抜けるのは中村しかいないと思ったし、打撃もある(4番を任せている)ので代えられない。苦しかったけど、成長させてくれる試合になるはず」とねぎらった。
直近2年、早実はベスト8で涙をのんできた。「最近は神宮に来ても勝ててなかったから。特にコロナになってからはインフルエンザとかで選手がどんどん外れちゃうこともあって。今年は今のところ全員がそろって試合ができているから、それが一番」。次戦は日大二と対戦する。「ここから中3日ある。しっかり休んで、準備して臨みたい」と気合いを入れ直した指揮官。あと2勝、チーム全員で何が何でもつかむ覚悟だ。(雑誌『報知高校野球』取材班)
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