「伝説の雀鬼」桜井章一さん６年ぶりテレビ出演…平野早矢香さんへの“金言”で卓球界初のメダルに導く

平野早矢香さん

　元卓球日本代表の平野早矢香さんが２２日放送の日本テレビ系「新事実！オリンピック名場面　最強金メダルアワード」（午後９時）に出演した。

　２０１２年ロンドン五輪の卓球女子団体で卓球界初のメダルとなる銀メダルを獲得した平野さんは「スポーツとはまったく関係ないんですけど、ある鬼の教えでさらに強くなれました」と番組のインタビューで告白。

　今回、平野さんのためならと６年ぶりにマスコミの取材に応じたのが、今年８０歳になった「伝説の雀鬼」桜井章一さんだった。

　６０年間無敗、１００冊以上の書籍を出版してきた桜井さんの本を受けて感銘を受けた平野さんは“弟子入り”を志願。「とにかくオリンピックに出たい。メダルを獲りたい。勝負に対する心構えを学びたい」という思いをぶつけた。

　「来るなと言うのに来ちゃった。ズルズルと入って来ちゃった」と当時を振り返った桜井さんだったが、その教えを学びに現ＤｅＮＡの筒香嘉智、米ＷＷＥのスーパースター・中邑真輔、羽生善治九段、ヒクソン・グレイシーまでやってきた伝説の男は平野さんの思いを受け止め、“弟子”に。

　桜井さんの教えを聞かれた平野さんは「やっぱり流れですね。すごい考えて試合してるけど、試合で大事なのは考えじゃなくて、流れなんだよって」と説明。

　「うまくいっている時はいいけど、考えた時には迷いが入って来る。俺は流れっ放しだったから６０年間負けてないんだよ。迷うと、破滅が待っている」と言う桜井さんの“金言”を胸にロンドンで戦った平野さんは「自然体で戦えた。桜井会長の教えで銀メダルが獲れたんです」ときっぱりと言い切っていた。