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【高校野球】白樺学園が9年ぶりの聖地へ、強豪・クラークと23日の決勝で激突!

スポーツ報知 / 2024年7月23日 5時55分

決勝進出を決め駆け出す白樺学園ナイン(カメラ・島山 知房)

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽準決勝 白樺学園12―2旭川志峯=7回コールド=(22日・旭川スタルヒン)

 準決勝2試合が行われた。白樺学園は2番・久保翔馬一塁手(2年)が5打数5安打6打点と大暴れし、12―2の7回コールドで旭川志峯を撃破。7年ぶりの決勝進出を決めた。

 “翔タイム”で9年ぶり頂点に王手だ。4回2死三塁。この日3度目の打席に入った白樺学園・久保は初球のスライダーを強振した。左翼方向に高々と打ち上がり「打った瞬間は打球が見えなかった」と苦笑い。芝生席にボールが弾むと、公式戦初本塁打の喜びをかみしめるようにゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 16日の準々決勝後5日間の休養日で打撃フォームを修正。トップの位置で静止させていたバットを動かしながらタイミングを取るように変更した。また、「ヘッドが重い方が合っていた」とこれまでよりも0・5センチ長いバットに持ち替えて打席に立った。

 効果はすぐに表れ、1回にいきなり中前打を放つと、0―1の3回には持ち味の流し打ちで逆転の2点適時打。4回の本塁打後も6、7回に連続適時打を放ち5安打6打点をマークした。中日・中田翔内野手に憧れる背番号「3」の活躍に亀田直紀監督(37)は「できすぎじゃないですか。長打は予想してなかった」とうれしい誤算に目を丸くした。

 地元十勝の帯広市出身。実家は乳牛を飼育する牧場とじゃがいもなどを栽培する農家を営む。中学卒業までは牛の餌やりを手伝い、重い箱を持って腕力を鍛えた。中学1年までは野球と並行してスピードスケートにも励み「下半身が強くなった」と85キロのたくましい肉体を手に入れた。

 きょう23日の決勝では、2015年以来の夏の甲子園出場を目指し、クラークと激突する。昨年の準決勝でタイブレークの末に敗れた相手で「選手たちに(悔しい)思いはあると思うけど、先走らないように戦いたい」と亀田監督。1年前はスタンドから声援を送っていた久保も「3年生を勝たせて、甲子園に行く」と闘志を燃やす。1年越しに実現したリベンジマッチ。願ってもない絶好の相手に勝利し、聖地行きを決める。(島山 知房)

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