1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

柔道・阿部一二三、詩きょうだいが同日五輪連覇へ向けパリに出発 有観客五輪への対策も万全

スポーツ報知 / 2024年7月23日 10時17分

パリ五輪に向けて出発する柔道の阿部一二三・阿部詩兄妹(カメラ・佐々木 清勝)

 柔道のパリ五輪代表で男子66キロ級の阿部一二三と女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)きょうだいが23日、東京・羽田空港からパリへ向けて出発した。「本当にいよいよだなっていうのが一番。あとはやるだけだなっていう、もうそれしかない」と兄が話せば、「どんな試合になるんだろうという気持ち。気持ちを引き締めて、覚悟を持って挑むだけ」と妹も現在の心境を語った。

 東京五輪では日本勢史上初のきょうだい同日金メダルに輝いた。パリでは同日連覇の偉業に挑む。一二三は現在の状態について「相当仕上がっている。常に今までの一番を更新し続けている。もう日本ではやり残したことはないっていう風に思ってるので、心技体いい状態だと思う」と過去最高の状態で臨むとい強調した。詩は「体の状態的には大きなけがもなくここまでこれた。自分の試合をやるだけなので、しっかり頑張りたい」と話し、こちらも万全のコンディションで現地入りするという。

 東京五輪は新型コロナの影響もあり、無観客で試合が行われた。有観客での五輪出場はともに初めてとなるが、対策は怠っていないという。一二三は「練習の中でもいろんなことを想定してやってきた。もしかしたらすごいブーイングがあるかもしれないし、そういう部分も考えながらやっていた」と世界選手権でも経験したブーイングに言及。「ブーイングも全て力にして頑張りたい」と力を込めた。

 一方の詩は観客の声でコーチの指示が聞こえないこと想定。所属先の道場で練習試合を行った際に「あんまり聞こえないのも想定しながらやった」という。「やっぱり最後は自分で考えた上で戦わないといけない。自分の意思をしっかり持ちながら(戦いたい)」とコーチに頼らず、自らの考えで技を組み立てていく構えだと話した。

 史上初めて男女出場数が同じになるパリ五輪は、男女平等の視点から試合順は1日ごとに入れ替わる。阿部兄妹の試合は男子→女子で実施される。一二三の金メダルが決まる男子66キロ級決勝の後は、女子52キロ級の3位決定戦と決勝を順に実施。詩の決勝が終わるのは日本時間29日午前1時過ぎの見込みとなっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください