【高校野球】浜松工が浜松商に６回コールド勝ち １５安打で打ち勝つ

４打数３安打と活躍した浜松工・平田恭斗

◆全国高校野球選手権静岡大会▽４回戦　浜松工１４×―４浜松商＝６回コールド＝（２３日、浜松球場）

　同じ浜松市内の伝統校対決は浜松工が制した。浜松商の３投手に計１５安打を浴びせて６回コールド勝ちした。

　初回に先攻の浜商に２点を先制されたが、焦りはなかった。直後の攻撃で１点を返し、なお１死満塁で６番・平田恭斗右翼手（３年）がファウルで粘って８球目を二塁ゴロ。「あれで同点になったのが大きかった」と監督は褒めた。続く２死一、三塁で清水大翔遊撃手（３年）が勝ち越し打。３回には５安打を集めて４得点。１１―４で迎えた６回にも先頭・平田の内野安打からチャンスを広げ、最後は敵失で１４点目を奪って決着をつけた。

　平田は３回の第２打席から快音を放ち続けて、４打数３安打２打点。「最後の夏の大会。どうすればチームが勝てるかを考えてバッティングをしていく」と闘志を新たにしていた。

　準々決勝は２５日に行われ、浜工は春の県王者・加藤学園と対戦する。