オールスターで殿堂入り表彰 谷繁元信氏「１２球団のスターの前で」黒田博樹氏「現役最後の登板となった北海道で」

殿堂入り表彰を受けた（左から）谷繁元信氏、黒田博樹氏、谷村友一氏の孫・米井林太郎さん（カメラ・上村　尚平）

◆マイナビオールスターゲーム２０２４　全パ―全セ（２３日・エスコンフィールド）

　試合前に野球殿堂入り表彰が行われ、大洋・横浜（現ＤｅＮＡ）、中日で活躍した谷繁元信氏と元広島・黒田博樹氏、元審判員の谷村友一氏（故人）にレリーフのレプリカと花束が贈呈された。

　史上最多の通算３０２１試合に出場した谷繁氏は「１２球団のスター選手とファンの皆さまの前、このすばらしい球場で表彰していただき、うれしく思います」と感謝。現役時代にバッテリーを組んだＤｅＮＡ・三浦監督から花束を受け取った。

　日米通算２０３勝の黒田氏も「幼少期から野球を通じ、たくさんの方々に携わっていただきました。その全ての方に感謝します」と頭を下げた。現役最後の登板は１６年の札幌Ｄでの日本シリーズ。「最後に日本シリーズで投げさせてもらって、すごく記憶に残っているし、縁を感じる。現役最後の登板となった北海道でこの日を迎えることができて、本当にうれしく思います」とかみしめた。ともに同年のリーグ優勝を勝ち取った広島・新井監督から花束。「恐縮です」と喜ぶと、現在の戦いぶりに「強さを感じます。みなさんが思っている以上に、新井監督がいろんなことを考えながらやっている」と拍手を送った。