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【社会人野球】KMGホールディングス・木下里都が自己最速156キロをマークも、4回途中3失点で都市対抗初戦敗退

スポーツ報知 / 2024年7月23日 19時12分

4回途中3失点と本領を発揮し切れなかったKMGホールディングス・木下里都

◆第95回都市対抗野球大会 ▽1回戦 日本製紙石巻5―4KMGホールディングス(23日・東京D)

 KMGホールディングスの今秋ドラフト候補右腕・木下里都(23)が、都市対抗1回戦の日本製紙石巻戦で自己最速を1キロ更新する156キロをマークしたが、4回途中4安打3失点(自責2)で降板。チームは9回に逆転負けを喫した。

 1―2の4回無死で中堅手がフライの目測を誤り、三塁打に。木下はここからギアを上げ、150キロ台を連発し、5個目の三振で2死としたが、続く打者にフルカウントからの156キロが外れ、四球。後続に左前適時打を許したところで、ダイエーなどでプロ通算92勝を挙げた加藤伸一監督(59)に交代を告げられた。右腕は「(156キロのボールは)決めにいって、(球速を)出しにいって、打てるもんなら、打ってみろの気持ち。自分の思い切りをここにぶつけようと思った。引っかけた感じですかね。あそこで決められないのが、今の弱さ」と悔しがった。

 福岡大1年時に遊撃手から投手に転向。高速のカットボール、ツーシームなどを交え、5三振を奪い、大器の片りんをのぞかせた。「投手をやる以上はストレートに一番こだわる。真っ向勝負の真っすぐだけじゃ、全国では厳しいかなとは思うんですけれども、そこは変えずに、ひと回りもふた回りもアレンジを加えて、これ以上の自分になりたい」と誓った。

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