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大の里、馬力と勢いはあったが技量は琴桜が上だった “大関だ横綱だ”と騒いでもまだ幕内4場所目…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2024年7月24日 5時35分

琴桜(左)が上手投げで大の里を下し勝ち越しを決めた(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所10日目(23日・ドルフィンズアリーナ)

 大の里は琴桜に敗れ、5勝5敗。得意の右を差したが、左上手を許す。寄って前に出た力を利用され、上手投げを喫した。

 * * * *

 大の里の琴桜戦で見えたものがある。大の里の馬力と勢いは認めるが、相撲の技量は琴桜の方が上だ。最後の上手投げの場面。先場所は大の里が琴桜の上手の方に寄って勝った。今場所は、同じ上手投げでも琴桜が大の里の足の間に左足を入れて投げた。この一番に向けての準備という面でも琴桜に分があった。

 192センチの大の里と189センチの琴桜でも、懐の深さは琴桜の方がはるかに深い。大の里は腰高で棒立ちになる癖があるためむしろ浅い。だから立ち合いからの突っ張り合いで琴桜が先手を取って自分優位の形で左上手を取ることができた。

 優勝するとすぐ周りは“大関だ横綱だ”と騒ぐが、まだ幕内4場所目の力士なのである。今場所は勉強の場所。長い目でみてやってほしい。11日目は照ノ富士の胸を借りるが、横綱が負ける景色はまったく見えない。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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