正代、勝ち越し王手 支度部屋の空調不調に「あと５日エアコンに頑張ってほしい」…金峰山突き落として７勝目

正代が突き落としで金峰山（手前）を破る　（カメラ・馬場　秀則）

◆大相撲　▽名古屋場所１０日目（２３日・ドルフィンズアリーナ）

　東前頭１０枚目・正代（時津風）が７勝目を挙げて、勝ち越しに王手をかけた。西前頭８枚目・金峰山（木瀬）の突っ張りに土俵際まで追い込まれる。それでも右に周って体を残しての突き落とし。大きく白星を先行させての残り５日間に「だいぶ心に余裕ができてくる。気を抜かずにやっていく」と笑顔で語った。

　この日の支度部屋は空調の不調で冷気が行き通りにくく、湿った夏の暑さが漂っていた。「暑い！（空調が）壊れた？」とたまらず取材陣に確認。事情を知ると「あと５日エアコンに頑張ってほしいですね」と、今年で最後となるドルフィンズアリーナの空調に最後の奮起を促した。