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【高校野球】修徳・荒井監督、最後の夏を終える「勝負は勝負」「彼ららしい姿が見られた」

スポーツ報知 / 2024年7月23日 20時8分

修徳・荒井高志監督(右から2番目)(カメラ・大中 彩未)

◆第106回全国高校野球選手権大会 東東京大会 ▽準々決勝 修徳 4―8 関東第一(23日・神宮球場)

 修徳は関東第一に4―8で敗れ、11年ぶりの4強進出を逃した。2―1で迎えた3、4回にエース右腕の飯山大夢(3年)がつかまり計6失点。2―8で迎えた最終回に2点を返して粘ったものの、追いつくことはできなかった。

 荒井高志監督は「序盤、終盤といいところは見えたけど、ゲームを作りきれなかった。監督の力不足。素直に関東第一さんのほうが上だった。1つ詰めるところ、いろんな部分において及ばなかった」と結果を受け入れた。

 大学卒業後からコーチを務め、2018年12月から監督に就任した39歳の指揮官は、1年前からこの夏限りでの退任が決まっていた。「どの代も特別」だが、やはり最後の1年。さらに今年の3年生は1年秋から試合に絡んだメンバーも多く、「思い入れのある」代だ。「一緒に引退する身。甲子園に十分いける代だと信じてきたので、もうちょっとやりたかったってさみしい気持ちはめちゃくちゃある。ただ勝負は勝負」と思いを明かした。

 甲子園には届かなかったが、チームの成長を強く実感したラストゲームでもあった。見せた粘り。9回、関東第一の149キロ右腕・坂井遼(3年)から2点を奪った。2死から代打の根本耕太(2年)、斉藤純、紘のツインズ(ともに3年)が連打。「このまま終わるようなチームではないと思っていたし、結果は残念だけど、最後、彼ららしい姿が見られて良かった。7、8回の守り(無得点)、9回の攻撃、坂井君から2点取って。攻撃も普通にあと1歩で終わるところを終わらなかった。今日はみんな迷いなく振っていて。成長として表れた部分だと思う」。やり抜いた選手を誇った。

 試合後、泣き崩れる選手たちの姿があった。「熱い代。本気で本当にかけてやってきたので。野球としては負けたけど、そういうチームにはなれたのかな」。時折言葉を詰まらせたながらも、「ありがとうという言葉以外ない。幸せな経験をさせてもらった。明るい代なので、最後は笑って」と笑顔で感謝を繰り返した。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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