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炎鵬が5連勝 脊髄損傷で長期休場明け 元石浦の間垣親方の反物の浴衣で場所入り「いろんな思いがある」

スポーツ報知 / 2024年7月24日 9時57分

白竜(左)を引っ掛けで破った炎鵬(カメラ・馬場 秀則)

◆大相撲 ▽名古屋場所11日目(24日・ドルフィンズアリーナ)

 脊髄損傷のため7場所連続休場から復帰した、元幕内で西序ノ口13枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が2番相撲から5連勝を飾った。同3枚目・白竜(音羽山)の右腕を取ると、鮮やかな引っ掛けで転がした。「こういうふうに技が出てくるのは良くなっている兆候かなと思います」と、うなずいた。

 10日目の5番相撲では十両だった昨年春場所以来の勝ち越しを決めた。周囲からの祝福に「今まで味わったことのないような喜びがありました。皆さんからおめでとうという言葉があったし、それ以上にこの先を心配してくれている方も多かったので、無事に土俵に上がることができて良かったです」と頭を下げた。

 場所入りには部屋付きの間垣親方(元幕内・石浦)の反物で仕立てた浴衣を着用している。「いろんな思いがあります。親方は(自分が)けがをして入院したときも真っ先に病院に駆けつけてくれました。いつも近くで見てくれていただいていますし、親方の悔しさがここまで自分を奮起させてくれた。これからもずっと近くでいろいろ教わっていきたいです」と炎鵬。同じ小兵、さらには同じ首の大けがで引退を余儀なくされた兄弟子の思いも胸に、土俵に上がっている。

 残りは1番。「まずはけががないように。いい終わり方ができるようにしたいですね」と話した。

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