ＡＢＣラジオが８月３日にキダ・タローさん追悼番組 芦沢誠アナウンサー「皆さんとともに思い出を振り返りたい」

キダ・タローさん

　ＡＢＣラジオは２４日、今年５月１４日に９３歳で死去した作曲家キダ・タローさんをしのび、ＡＢＣラジオ追悼特別番組「キダ・メロディーは、永遠に！」を、８月３日午後４時から放送すると発表した。

　番組テーマ曲やＣＭソングをはじめ、数千曲もの名曲を生み出し、“浪花のモーツァルト”の愛称で親しまれたキダさん。ＡＢＣラジオでも１９７３年６月１日から８９年３月３１日まで１６年にわたって平日午前９時半から「フレッシュ９時半！　キダ・タローです」でメインパーソナリティーを務め、「ＡＢＣラジオの顔」として一時代を築いた。

　追悼特別番組では、キダさんが毎週水曜パートナーとして共演した「元気イチバン！芦沢誠です」（２００１年１０月１日～１０年４月２日）の芦沢誠アナウンサーと、「タローのＹｏｕ・遊スタジオ」（８９年４月３日～９０年４月６日）で共演した土谷多恵子をパーソナリティーに迎える。また、乾龍介、小川恵理子、上沼恵美子、河島あみる、成瀬國晴、浜村淳、円広志のコメント出演を交えて、懐かしいエピソードトークを展開する。

　芦沢アナは同局を通じ「作曲のみならず、多才で博識な先生と身近で接し、楽しかったことや勉強になったこと、数多く経験させていただきました。いつまでもお元気でいらっしゃると思っていただけに、突然の別れでぼう然としたのが正直なところです。今回のこの番組で、いま一度、皆さんとともにキダ先生の思い出を振り返りたいと思います」とコメントした。

　土谷は大学２年生の時に初めてキダさんと出会い、おしゃべりのプロになって番組のアシスタントに選ばれた縁に感謝。プライベートでもキダさん夫婦とゴルフをする仲で「キダさんにとっても、私にとっても、あの時代は本当に充実した楽しい時代だったと思います。この追悼番組で、キダさんを愛したリスナーの皆様とともに、あの時代を振り返り、天国のキダさんにありがとうを伝えられたらうれしいなと思っています」と語った。