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中村勘九郎「熱い思いを持ち、お客様に楽しんでいただくのが中村屋スピリッツ」10月に全国11か所巡業公演

スポーツ報知 / 2024年7月24日 14時0分

錦秋特別公演の取材会を行った中村勘九郎(右)、中村七之助

 歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助が24日、都内で「錦秋歌舞伎特別公演」(10月2~20日、全国11か所)の合同取材会を行った。

 歌舞伎に触れる機会の少ない地域や伝統ある芝居小屋を訪ねる中村屋の巡業公演。歌舞伎の解説や観客との質問に応じるトークコーナーから始まり、江戸っ子の粋を情緒たっぷりに描いた「若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)」、牛若丸(源義経)と弁慶の出会いに常盤御前も交えた舞踊劇「舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)」の3演目だ。

 今年は2人の父・中村勘三郎さんの十三回忌追善の年。勘九郎は「私たちの肉体を通して父の面影を見て、中村屋のスピリッツを感じていただけたら」と思いを込めた。

 4月に開催した「春暁特別公演」では勘九郎が体調不良で4公演、休演した。女形の七之助が急きょ「舞鶴五條橋」の弁慶の代役を勤めた。七之助は「まさか41で弁慶を初役でやるとは、夢にも思わなかった。父から『やんなさいよ』と言われた気がした。あんなに大きな歓声をいただき、お客様に助けていただいた。思い出に残る公演でした」。10代の頃に稽古をした、なぎなたが役に立ち「芸は身を助けるということが分かりました」と振り返った。

 2人は祖父の17代目勘三郎、父の18代目勘三郎の思いを受け継ぎ、奮闘している。勘九郎は「とにかく熱い思いを持ち、お客様に楽しんでいただくことが、中村屋スピリッツ」。七之助も「父は芝居のことを常に考えていた。父の人生が偉大だったんだなと改めて感じる」と語った。

 出演は勘九郎、七之助のほか、中村鶴松、中村仲助、中村仲侍、中村仲四郎、中村仲弥、澤村國矢、中村いてう、中村山左衛門ら。10月2日の東京・町田市民ホールから20日の鹿児島・宝山ホールまで全国11か所13公演を予定している。

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