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大関・貴景勝、下唇から流血も気迫の相撲で5勝目 カド番脱出まで残り4日で3勝

スポーツ報知 / 2024年7月24日 20時18分

豪ノ山を突き落としで下した貴景勝。口から流血する熱戦で白星をもぎ取った(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所11日目(24日・ドルフィンズアリーナ)

 カド番の大関・貴景勝(常盤山)が5勝目を挙げた。西前頭3枚目・豪ノ山の立ち合いの当たりをしのぐ。押し合いから左にいなして突き落とし。下唇から流血をしながら、勝ち名乗りを受けた。取組後は「その日その日、自分のすることだけを考えてやっている。明日もう一度、気持ちを作り直してやるだけ」と語った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「当たらなければ始まらないからね。必死なんじゃない。必死さが見えている」と評価。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「いい相撲だった。残りは上ばっかりだからね。立ち合いで押されていますから。まともに引かないことでね。必死なのはわかりますよ」と語った。

 12日目はこの日横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)を破った関脇・大の里(二所ノ関)との取組が組まれた。カド番脱出には残り4日で3勝が必要。「振り返らず、明日のことだけをやりたい」と先を見据えた。

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