巨人４年目右腕が３年ぶり支配下復帰即１軍「０点にこだわって投げていきたい」

支配下登録され、背番号５２を披露する伊藤優輔（カメラ・相川　和寛）

　巨人・伊藤優輔投手（２７）が２４日、３年ぶりに支配下に復帰し、Ｇ球場での１軍練習に合流した。背番号は５２で、後半戦初戦の２６日ＤｅＮＡ戦（横浜）から出場選手登録される予定。「２軍の時と変わらず、一試合一試合０点にこだわって投げていきたい」と無失点継続を誓った。

　１年目の２１年１１月に右肘トミー・ジョン手術を受け、育成契約。今季は２軍で抑えを担うなど２９登板で防御率０・９０。１１戦連続無失点を記録していた中で支配下に復帰した。「もちろん緊張すると思うけど、チームも大事な時期。変わらず打者に集中して対戦していけたら」と初登板を見据えた。

　まずはビハインド時や大差リード時での登板になる見込み。中大の先輩でもある阿部監督は「（２軍で）ちゃんと抑えているし、真っすぐも１５０（キロを）超えてきている」と評価し、杉内投手チーフコーチは「結果を出していけば、もちろん（僅差で）使うでしょう」とした。プロ４年目。サクセスストーリーを築いていく。（田中　哲）

　◆伊藤　優輔（いとう・ゆうすけ）１９９７年１月１４日、東京都出身。２７歳。小学３年から野球を始め、小山台３年春に２１世紀枠で甲子園に出場も初戦敗退。中大を経て、三菱パワーでは社会人日本選手権８強。２０２０年ドラフト４位で巨人入団。２１年１１月に右肘手術を受けて育成契約を結び、２３年５月に実戦復帰。１７８センチ、８２キロ。右投右打。