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【パリ五輪】藍が石川が朝9時から全開スパイク 27日初戦VSドイツ予行の現地初練習

スポーツ報知 / 2024年7月25日 4時30分

試合会場で初練習する高橋藍(カメラ・岩田 大補)

 【パリ24日=ペン・宮下京香、カメラ・岩田大補】26日開幕のパリ五輪で、52年ぶりの金メダルに挑むバレーボール男子日本代表が、本番会場のパリ南アリーナで初練習に臨んだ。27日午前9時(日本時間午後4時)開始の1次リーグ初戦のドイツ戦に合わせて同時刻から練習をスタート。主将の石川祐希(28)=ペルージャ=、高橋藍(らん、22)=サントリー大阪=らが、朝からエンジン全開でスパイクを決めて順調な調整を示した。

 決戦のコートに「パーン」。大きな音が鳴り響く。午前9時。一番乗りの会場で、大塚の一打から、石川、藍が次々にスパイクをたたき込んだ。国際大会では珍しい初戦の試合開始時間を想定し、この日は同時刻から本番会場で初練習。直前合宿地のポーランドを経て、前日にパリ入りしたばかりで調整の不安はあったが、日本は1球目からエンジン全開だ。6対6の実戦形式なども行い、約1時間、汗を流した。ブラン監督は「難しさはドイツも同じ。動く練習はしてきた。9時にハイパフォーマンスを出したい」と手応えを得た。

 着々と準備を進めてきた。1次リーグの日程が決まってから、国内で一度、事前合宿地のポーランドでも朝6時に散歩を入れるなど初戦を想定してきた。この日は練習1時間前にサブアリーナに入ってアップを行い、会場練習では最初から全力で調整を行った。プレーだけではなく、会場の全体の様子もチェック。コートの真上ではなく両サイドに照明が設置されていることに「非常にいい会場。ジャンプサーブもライトに邪魔されない。いいサーブが打てる」と指揮官。藍は会場練習でレシーバーをはじく“エース”を2本決め、本番の雰囲気も感じていた。

 日本の後には初戦の相手となるドイツも練習。高い打点からサーブを出すなど順調な仕上がりを見せていた。6月5日のネーションズリーグでは日本が3―2で競り勝ったが、侮れない相手だ。ブラン監督は強みのサーブとサーブレシーブに加え、前戦で不在だった相手エースのギョルギ・グロゼルら、攻撃陣を警戒。その上で「いい準備ができている」と自信を示した。

 ブラン監督は17年にコーチに就任後、日本で8季目。「このチームの集大成」と掲げる。母国のフランス開催で思いも強い。「初めは英語を話したから、フランス人だと気づかれず…」と冗談も弾む。表情を引き締めると「3年間、パリの地で戦うためにやってきた。チームとして挑みたい」と指揮官。52年ぶりの金メダル獲得へ、準備は着々と進んでいる。(宮下 京香)

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