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卓球・早田ひなはナダルに大興奮、張本智和は部屋に籠りっきり…心境は正反対だけど混合複メダルへ練習は息ぴったり

スポーツ報知 / 2024年7月25日 4時40分

混合ダブルスの練習で笑顔の早田ひな、張本智(カメラ・小林 泰斗)

 【パリ24日=ペン・林直史、カメラ・小林泰斗】卓球日本代表が試合会場のパリ南アリーナで初練習を行った。女子の早田ひな(24)=日本生命=、男子の張本智和(21)=智和企画=らが本番コートで約30分間調整。混合ダブルスを組む男女エースは五輪に臨む心境や選手村での過ごし方は対照的だが27日の1回戦に向けて万全の準備を誓った。

 “はりひな”ペアの会場初練習の感触は上々だった。試合で使う卓球台での30分間の公式練習。それぞれがシングルスの練習を行った後で最後は約10分間、混合ダブルスの動きを確認した。早田は「会場を感じるだけでも一歩前進。思ったよりもいい練習ができた」と納得の表情を浮かべた。

 チームは事前合宿地の北部アミアンで調整し、23日にパリの選手村に入った。早田は早くも食堂でテニスの元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)と遭遇し、記念撮影をお願いしたことを告白。以前からロジャー・フェデラー(スイス)に憧れており、ナダルも特別な存在だ。「めちゃくちゃうれしかった。一生の思い出。選手村にナダル選手がいたら絶対写真を撮ってもらおうと思っていたので、もう目標達成しました」と幸運な出会いを興奮気味に語った。

 一方、張本智の生活スタイルは真逆だ。「いろんな選手がいて、正直浮かれてしまうところがある。食事以外の時間はできるだけ部屋にいるようにして、普段のワールドツアーのような気持ちでいるようにしている」。選手村であえて接触を断ち、平常心で過ごすことを心掛けているという。

 開幕が近付く心境も全く違う。初五輪の早田は「変な緊張がなく、いつも通り。ここまで来て感じないので、最後までないかも」と涼しい表情。2度目の張本智は「ないと思っていても、急に来るのが緊張感。その怖さを東京五輪で経験したので、自分の感覚を当てにしない」と慎重だった。

 考え方は対照的だが、目指す場所は一つだ。ともに3種目に出場。まずは最初にメダルが確定する混合ダブルスへ、張本智は「(3種目で)一番メダルの可能性があると自覚している。残り2日間、不足のない準備をしたい」と表情を引き締めた。(林 直史)

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