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“Z世代”がなでしこ引っ張る!きょうパリ五輪初戦VSスペイン、20歳藤野あおば&浜野まいから若手に期待

スポーツ報知 / 2024年7月25日 4時45分

谷川萌々子

 復権を目指すサッカー女子代表「なでしこジャパン」の戦いがスタートする。1次リーグ第1戦(日本時間26日午前0時)で対戦するのは、FIFAランク1位で、23年W杯女王のスペイン代表。銀メダルを獲得した12年ロンドン大会以来の表彰台、そして11年W杯以来となる世界の頂点へ、MF谷川萌々子(19)=ローゼンゴード=、MF藤野あおば(20)=日テレ東京V=ら“Z世代”の選手たちがなでしこの歴史を動かす。

 “Z世代”がなでしこの歴史を突き動かす。チームは金メダル候補・スペインとの初戦に向け、当地で最終調整。20歳の藤野は「1次リーグで一番難しい相手と言っても過言ではない」と気を引き締め、同じく20歳の浜野も「想像もできない大舞台だけど、思い切ってプレーしたい」と力を込めた。

 2人は池田太監督(53)が率いた22年U―20W杯の準優勝メンバーであり、指揮官との信頼関係は厚い。そのさらに下の世代にあたる19歳の谷川、18歳の古賀の2人は、過去の五輪で一度もなかった“10代ダブル選出”を果たした有望株だ。33歳のDF熊谷、27歳のMF長谷川、30歳のFW田中ら中堅からベテラン勢がチームの中心を固める中、メダル獲得に若手の「起爆剤」としての役割は欠かせない。

 得点力ある中盤として“澤穂希2世”の呼び声高い19歳の谷川は、当時7歳だったロンドン五輪銀メダルの戦いぶりを「ほとんど覚えていない」と苦笑いを浮かべる。当時の主力だった宮間あや(代表通算162試合出場、38得点)についても「(FKの映像を)切り抜き(動画)で見ています」と“Z世代”らしい、タイムパフォーマンス重視のコメント。今や11年ドイツW杯優勝から15年カナダW杯準優勝まで続いた黄金期を、肌で感じていない選手も増えてきた。

 23年W杯でも主力だった藤野は、絶対的レギュラーとして期待される。浜野は国内最後の実戦となったガーナ戦(7月13日、4〇0)で1ゴール1アシストを挙げるなど好調。谷川は所属クラブで7試合連続ゴールをマークするなど飛躍の一年を過ごしており、池田監督も長所に「爆発力、パワー」を挙げる。守備ラインの全てのポジション、中盤の底を高水準でこなす古賀についても指揮官は「DFとしての強さ、スピードがあり、ボールを持ち運べるし、ビルドアップに関われる」と高く評価している。

 古賀は「小さい頃から目指していた場所」と開幕を待ちわびる。ロンドン五輪でも、21歳だった熊谷、19歳だった岩渕真奈が活躍し、決勝まで上り詰めた。なでしこの躍進に、若い力は必要不可欠だ。(岡島 智哉)

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