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【球宴】HRダービー陰のMVPは栗原陵矢 ソフトバンク対決でまさかの延長戦に「早く終わってくれと」

スポーツ報知 / 2024年7月24日 21時36分

ホームランダービーでソフトバンク勢の打撃投手を務めた栗原陵矢(左)は、山川穂((右)、近藤健介の決勝戦が延長戦となり、マウンドに倒れ込んだ (カメラ・上村 尚平)

◆マイナビオールスターゲーム2024 全セ―全パ(24日・神宮)

 試合前に行われたホームランダービーで、栗原陵矢内野手(ソフトバンク)が死力を尽くした“熱投”を見せた。

 第1戦では近藤(ソフトバンク)の打撃投手を務め決勝進出に貢献した栗原が、この日は山川(ソフトバンク)の打撃投手を務めたると、細川(中日)、マルティネス(日本ハム)を破り再び決勝進出に貢献。決勝は栗原が両者に投げることになった。

 決勝では先攻の近藤が8本をマーク。疲労の色は隠せず、周東(ソフトバンク)の給水を受け、山川の打撃投手も務めた。しかし、山川の記録はまさかの8本。延長突入を理解すると、おもわず膝から崩れ落ちた。

 再び周東の給水を終え、各1分の延長戦へ。ようやく近藤の勝利で決着がついたが、酷暑の中、約10分間投げ続けた。

 栗原は「他球団の選手との決勝の延長とかやったらいいんですけど、自分のチームの2人が決勝で延長はもういいやろと思いました。終わった後、監督にも(賞金を)半分もらえって言われたんで、半分もらいます」と苦笑い。スタンドから栗原コールも起こったが「盛り上がりよりも自分の疲れの方がすごすぎて、早く終わってくれと思ってました」と振り返った。

 栗原は21年の球宴でも吉田正尚(オリックス)の打撃投手を務め優勝。2度目の優勝投手に「すごいっすね。2の2なので、今後僕に頼んでくる選手が多そうなので、ちょっと嫌です」と話していた。

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