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TBS山本恵里伽アナ 念願の場所でかなえたい次なる目標…「報道特集」キャスター就任4か月 

スポーツ報知 / 2024年7月25日 10時0分

高校時代は放送部に所属していた山本恵里伽アナ(カメラ・竹松 明季)

 4月からTBSの報道番組「報道特集」(土曜・後5時半)のキャスターを務めている山本恵里伽アナウンサー(30)。就任して4か月目に突入し「段々と伝えたいことが明確になってきた」と笑顔をみせる。自ら取材現場にも足を運び、能登半島地震の取材も経験。「被災者はもっと(現状を)発信してほしいんだなと感じた」と思いを語った。(坂口 愛澄)

 「報道特集」の生放送終了後にインタビューに応じた山本アナ。目標にしていた番組のキャスターに抜てきされ「うれしさもあったけれど、不安もありました」と振り返った。

 「当初は、『私で務まるのかな』という思いが強かったです。(キャスターに就任し)4か月たちましたが、正直ここまで現場に出させてもらえるとは思っていなかったので、やりたいことができている感覚があります」

 同番組の辻丸良明プロデューサーは、報道志望だった山本アナの起用理由について「読みも安定していることに加え、現場取材の経験値も高く、迷いなく決めました」と説明。そんな山本アナは、これまで「Nスタ」(月~金曜・後3時49分)や「news23」(月~木曜・後11時、金曜・後11時58分)などを担当してきた。報道特集は週1回の放送のため「週1だからこそ、1週間かけてとことん取材ができますし、よりニュースを深く理解できています」。

 4月には台湾東部・花蓮沖を震源とする地震が発生。実際に山本アナも現地入りし、取材を重ねた。「ビルがものすごい角度で倒れていて、衝撃を受けました。台湾は行政の動きが速く、被災者の方々も『行政が迅速に動いてくれて安心感がある』とおっしゃっていました」

 その一方で、能登半島地震の現場を目の当たりにした際は「復興、復旧へのスピードがあまりにも遅い」と痛感した。

 「元日の地震発生から数か月たって、現地入りしましたが、倒れた家、傾いたビルはそのまま。焼け野原になった輪島市の朝市では、焦げた臭いもまだ残っているような状況でした。なぜこんなに進まないのだろうと驚きがありました」

 能登の被災者は取材を快く受け入れてくれる方がほとんどだったようで「『取材、大丈夫だよ。来てくれてありがとうね』と温かい言葉をくれて。被災者の方々は助けが必要で、もっと発信してほしいんだなと感じましたね」

 同番組の前任キャスターは、フリーアナウンサーの膳場貴子アナだった。山本アナから声をかけ「『ちょっとお話しさせてください』とご飯に行かせてもらったこともありました」と明かした。

 「膳場さんからは『気負わずに、そのままでいいんだよ』と言ってもらい、すごく肩の荷が下りた気がしました。就任前はプレッシャーがすごかったんですけど『この番組はプロフェッショナルがたくさんいるから、わからないことは周りに頼ってね』とアドバイスもくださり、気持ちが楽になりました」

 他局の報道番組にはない、同番組の魅力を聞くと「やっぱり深さです」と即答した。

 「土曜の放送に向けて、火曜日にキャスター、ディレクターら約15人で会議を行いますが、それぞれが『こういう目線でやるのがいいのでは』と提案するんですね。知識の深さや意志の強さが表れていて『そういうアプローチって面白いな』といつも感心させられます。ディレクター、キャスターの隔たりがなく、番組を作れています」

 山本アナは「マイペースだし、効率が悪いんですよね」と自身の性格をじっくりと分析。「取材にあたっての勉強もすごく時間がかかっちゃう。ディレクターに『早めに資料を下さい』とせかしてしまうこともあります(笑い)」

 取材のスタンスについては「ふとした本音が核になることもあるので、いきなり本題に入らずに、プライベートのお話だったりも聞きながら、距離を近づけるようにしています」と思い返した。

 30代で達成したい目標は「生涯取材し続ける、ライフワークとなるテーマを探すこと」と宣言した。

 「報道特集のディレクターの皆さんは、みんな持っている。アジア情勢や沖縄の問題だったり、ずっと取材を重ねているものがあるんですよね。私はまだ見つけられていないので、この番組で探したい。30代のうちに見つけて、いつかそのテーマを報道特集で取り上げたいです」

◆山本アナが語るラジオ愛

 ラジオ好きの母の影響で、小さい頃から車の移動中でもずっと聴いていたくらい、ラジオが大好きなんです。TBSラジオ「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(木曜・深夜1時)は、学生時代から聴いていて、もうファンです。

 「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜・後1時)では、アシスタント3年目に突入しましたが、レギュラー出演のお話をいただいた時は本当にうれしくて、家族も喜んでくれました。当初は、アナウンサーという立場でどれだけ素を出せばいいのか悩んだこともありましたが、爆笑問題のお二人が「(沢尻)エリカ様はどう思う?」など、たくさん話を振ってくれて、自分にかかった鍵が自然と開かれていく感じで、今では素がかなり出ています。

 生放送なので「時間ないよ!」とディレクターさんから指示が入れば、お二人に「うるさい、うるさい!」とためらわずに声を張ることもあります(笑い)。お二人の優しさにはいつも励まされ、臨機応変に対応するスキルはテレビの仕事にも生かされています。(談)

 ▼生まれと経歴 1993年10月8日、熊本県出身。30歳。明大文学部を卒業後、2016年にTBSテレビに入社。これまで「news23」「Nスタ」などを担当。TBSラジオでは「爆笑問題の日曜サンデー」に出演中。

 ▼好きな芸能人 ファーストサマーウイカ

 「トークが本当に面白くてラジオをきっかけに大好きになったんです。女優としても活躍されていて、多才な方。とにかく声が好きで、歌声だったり表現力に圧倒されます」

 ▼同期は日比麻音子アナ 「日比ちゃんもお酒が好きなので、飲み始めると長いですね。日比ちゃんが出演している『おんな酒場放浪記』にもいつか出たいです」

 ▼休みの日に必ずすること 掃除 「時間がある時は床を拭きあげています。気持ちよく一週間をスタートさせたいので、よくやっています」

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