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【高校野球】エース・阪下漣らスタメン7人が2年生の東洋大姫路4強! “夏の東洋”復活へ 

スポーツ報知 / 2024年7月25日 5時0分

4回、力投する東洋大姫路・阪下漣(カメラ・義村 治子)

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽準々決勝 東洋大姫路4―2神戸国際大付(24日・明石トーカロ)

 兵庫では、スタメン7人が2年生の東洋大姫路が、11年ぶりに4強進出を決めた。2年生エース・阪下漣が9回7安打2失点で完投。2019年夏の甲子園で履正社に初優勝をもたらした岡田龍生監督(63)の下、“夏の東洋”復活が近づく。

 勝利をかみしめるように、阪下はグラブを1度叩いた。「(神戸国際大付は)僕が小、中学校から甲子園で見てきたチームだったので、完投できたことはすごくうれしい」。5回には2死満塁を無失点で切り抜けるなど、113球を2失点で投げ抜いた。就任後、夏は初の4強入りを決めた岡田監督も「今日はそらね、阪下につきますね」とたたえた。

 東洋大姫路が甲子園に初出場を果たした1969年から、同監督が卒業した80年までの間に5度、夏の甲子園に出場。77年には日本一に上り詰め、“夏の東洋”と呼ばれた。だが現在、夏に限れば2011年以来13年もの間、聖地から遠ざかる。復権を託されたのが、履正社に初めて深紅の大優勝旗を持ち帰った岡田監督。22年に母校に戻ってきた。

 一方、その履正社の初優勝を、ベンチの上から見ていたのが阪下だった。既に声をかけてもらっていたという阪下は「岡田先生から基礎基本を学んだ上で、自分のレベルアップがある。施設とかも充実していますし」と進学を決めた。入学時は70キロだった体重は、毎日の体重管理と、米を朝500グラム、夜1000グラムのノルマを自ら課し、現在は86キロまで増量。チームメートも個々に体つくりに励み、指揮官は「(求めるレベルに)もう近づいてますね。ほぼ。僕が来たときより10キロくらい違う」とうなずく。

 スタメンは7人が2年生で、控え選手も11人中8人が下級生というチーム構成で今夏に挑む。この日は、犠打6個と小技もキラリ。指揮官は「平成9年みたいな野球ですね」と、履正社で初めて聖地を踏んだ1997年にナインをなぞらえた。「ここまできたら甲子園出場しかない。準優勝でも1回戦負けでも同じ。甲子園に向かって調子を上げていきたい」と阪下。“夏の東洋”が、13年ぶりに戦国・兵庫の王座に就く。(瀬川 楓花)

 ◆阪下 漣(さかした れん)2007年7月5日、兵庫・西宮市生まれ。17歳。浜脇タイガースで野球を始め、浜脇中では西宮ボーイズに所属。東洋大姫路では1年春からベンチ入り。最速は144キロ。遠投100メートル。183センチ、86キロ。右投右打。

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