【阪神】“Ｇ倒”の切り札や！ 高橋遥人が１軍シート打撃に登板「しっかり投げられた」完全復活へまた前進

シート打撃に登板した高橋遥人（カメラ・中野　雄太）

　２軍調整中の阪神・高橋遥人投手（２８）が２４日、甲子園で行われた１軍全体練習に参加し、シート打撃に登板した。打者１０人に３４球を投じ、安打性の打球は４本。同学年の渡辺に左翼席へ運ばれ「高校の時から打たれてる」と悔しさを感じたが、最速１４７キロを計測するなど「しっかり投げられた」と手応えもあった。

　度重なる手術を不屈の精神で乗り越え、今月２０日に育成契約から支配下復帰。この日は首脳陣が現状をチェックするため１軍練習に呼ばれた。平田ヘッドコーチは「順調にいってるよ」と評価。安藤投手コーチは「中６日でしっかりと投げられるように。投げる体力だったり」と１軍登板に向けた今後の課題を与えた。

　首位・巨人に３・５差の４位から目指す逆転Ｖ。プロ通算１４勝の左腕は巨人戦で５勝を挙げており、プロ初完封した２１年９月２５日の伝統の一戦では、１３奪三振と圧倒して衝撃を与えた。「ちょっとずつ良くなっている」と高橋。“Ｇ倒”の切り札になり得る怪腕が完全復活へ、また前進した。（中野　雄太）