【パリ五輪】７人制男子日本代表、Ｖ候補ニュージーランドに１２―４０で黒星発進 ６トライ献上 今大会日本勢の初勝利ならず

後半、タックルを受けながらも前進する石田吉平(カメラ・小林　泰斗)

◆パリ五輪　ラグビー７人制男子　▽１次リーグ　日本１２―４０ニュージーランド（２４日、フランス競技場）

　【パリ（２４日）ペン＝大谷翔太】開会式（２６日）に先立ち、ラグビーの７人制男子が２４日に始まった。１次リーグＡ組で、日本はニュージーランド戦で「ＴＥＡＭ　ＪＡＰＡＮ」の先陣を切って登場。２１年東京五輪銀メダルの相手に１２―４０の黒星で、日本勢の今大会初勝利はお預けとなった。

　日本は前半１分、相手の連続攻撃を止められず、先制トライを献上。それでも３分、ジョシュア・ケレビが敵陣に蹴って転がしたボールを津岡翔太郎が追いつき、同点トライを挙げた。ただ直後に引き離され、６分には連続トライを許して７―１７。前半終了間際にも失点し、７―２６で前半を折り返した。

　後半も開始直後にニュージーランドのロコリソアにトライを許して、７―３３。日本は敵陣に攻め込み得点機を作るが、最後を仕留めきれず。試合終了直前に石田大河が意地のトライを挙げたが、計６トライを許して敗れた。同じく初戦でニュージーランドから大金星を挙げた２０１６年リオ五輪の再現はならず。日本はこの日２試合行う予定で、２戦目のアイルランド戦（日本時間午前４時）で初白星を目指す。