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【パリ五輪】サッカー男子日本 MF三戸舜介が2ゴール 04年アテネ戦士FW田中達也氏も認めるシュートセンス

スポーツ報知 / 2024年7月25日 6時0分

前半19分、先制ゴールを決める三戸舜介(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪サッカー男子 ▽1次リーグ第1戦 日本5―0パラグアイ(24日、ボルドー競技場)

 パリ五輪でサッカー男子日本代表として初戦のパラグアイ戦で先制点を挙げたMF三戸舜介(スパルタ)のシュートセンスを、J1新潟でコーチを務める元日本代表FW田中達也氏が語った。

 2020年、高校3年生の三戸と初めて出会った。新潟に練習生として練習に参加していたが、田中コーチはすぐに魅了された。

 「来た時から才能ある選手だなって印象を持ちました。スピードとか突破のところ。ドリブルもですが、どちらかというとアスリート能力。ボールを追いかけるスピードとか、その辺に特徴を感じた」

 トップスピードに持っていく速さ、パワーは武器の一つ。ただ、もうひとつ、最大の武器は「シュートセンス」だった。

 「日本人の中ではもうダントツです。しかも、左右でそれが蹴れる。彼のシュートが一番強い。重くて鋭い」

 2004年アテネ五輪で日本代表に選出され、J1通算66得点と浦和、新潟で活躍した田中コーチが三戸のシュートを分析した。

 「打つまでのコンパクトさは彼のキックの特徴。相手ディフェンダーが体を寄せてくる前に打てる。なおかつ、強いシュートが打てるのはすごいなと思う。コンパクトはできると思うけど、あれだけ強いシュートを打つことは難しい。それで左右で蹴れる。なかなかいないと思う」

 21年はJ2新潟でともにプレーし、22年からはコーチと選手としてともに成長。自主練習では遊びも交えながら、一球、一球、蹴り方を研究し、シュートを磨いた。

 「自分のポリシーとか、蹴り方とか、修正しながらだけど、彼の中に譲れないものもあって、いいものを作り上げていけたのかなと。彼は僕らの言った言葉も聞いてくれる。それプラス負けず嫌い。負けず嫌いでも人の話を聞かないと成長はない。彼はその両方を兼ね備えている。それが三戸」

 同じくU―23で行われたアテネ五輪。田中コーチは途中出場が多く、悔しい大会でもあった。ただ、「僕自身、オリンピックがなければ、現役生活を長くプレーできてなかった。それくらい影響与えた大会」と振り返り、三戸への思いも明かした。

 「1分、1分、大切にしてもらいたい。あとは国を代表することで選出されなかった選手がたくさんいる。それは常に頭の片隅に入れて欲しい。自分のキャリアのためにやるのが大切。その中で同じくらい大切なのは、そういう選手の気持ち。そこも一緒にピッチに持って行ってほしい。自分の立ち位置をパリオリンピックで確認というか、試すというか、そういう大会にして、より成長してほしい」

 三戸は1―0の後半18分にも164センチと小柄ながら、豪快なヘディングシュート。2得点の活躍で日本を5―0勝利に導いた。新潟時代に積み上げてきた技術で、初戦突破の立役者となった。

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