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【パリ五輪】サッカー男子日本がパラグアイに5―0圧勝 元日本代表FW鈴木隆行氏「メダルを取る力がある」

スポーツ報知 / 2024年7月25日 6時18分

後半、攻める藤田譲瑠チマ(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪サッカー男子 ▽1次リーグ第1戦 日本5―0パラグアイ(24日、ボルドー競技場)

 サッカー男子日本代表はパリ五輪の初戦でパラグアイ代表に5―0で大勝した。前半19分にMF三戸舜介が先制。同23分に右FW平河悠がパラグアイMFビエラからタックルを受け、右足首を負傷。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)検証の末、ビエラは一発退場となり、10人の相手に対し、日本は後半に4点を重ねた。23歳以下で五輪に出場した1996年アトランタ大会以降では日本の1次リーグ最多となる1試合のチーム最多5点目を挙げた。アジア王者の日本は、南米予選を1位で突破した強豪パラグアイに圧勝。1968年メキシコ市五輪の銅以来のメダル獲得、初の頂点に向けて絶好のスタートを切った。元日本代表FW鈴木隆行氏(48)は「メダルを取る力が十分にある」と若き日本代表を高く評価した。

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 五輪の初戦というプレッシャーがかかる中、序盤にスピードとパワーを持って襲いかかってきたパラグアイに対し、日本は、ひるむことなく、慌てず、押し返した。完璧に受けきり、何度も良い攻撃の形を作ったことは、メダルを取る力があることを証明するには十分だった。

 後半、とにかく日本の攻撃は圧巻だった。スペースへの動き出し、個人技、コンビネーションがさえにさえ、1人が退場していることに加えて守備意識が低下したパラグアイには、もはや日本の攻撃を押さえ込む力はなかった。

 キャプテンの藤田は成長が著しい。判断スピードが速く、ボールさばきも90分通じてミスがほぼなかった。今回の大勝は中盤の底でゲームを完璧にコントロールした彼の力が大きかった。

 貴重な先制点を奪った三戸は動き出しとボールコントロールに優れていた。日本の攻撃に勢いをつけたのは間違いなく彼のパフォーマンスだ。

 パラグアイがオーバーエージ(OA)枠を活用した一方で日本はOA枠を使わなかった。

 この世代の選手はOA枠に頼る必要がないほどの力があるが、あえて課題を挙げれば、パラグアイが10人になった直後、ハイプレッシャーをかけなかったことや攻撃のスピードが落ちたことだ。10人で戦うパラグアイとしては助かる選択した。今後、強豪国との対戦を考えれば試合中の的確な判断が必要になる。

 また、唯一の弱点と言えるのはセットプレーの守備。後半開始直後にはFKやCKを多く与え、最悪、1―1に持ち込まれる可能性もあった。

 彼らの能力なら大会中に成長することもできる。最高のチームを作り上げ、1968年メキシコ市五輪以来のメダル獲得を期待したい。本当に楽しみなパリ五輪になる。(元日本代表FW)

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