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【高校野球】東北文教大山形城北が初の甲子園に王手…3番・小野村駆流が逆転3ラン「流れを持ってこれるように」

スポーツ報知 / 2024年7月25日 9時9分

3回1死二、三塁、逆転となる左越え3点本塁打を放つ東北文教大山形城北4番・小野村(カメラ・山崎 賢人)

◆全国高校野球選手権山形大会 ▽準決勝 東北文教大山形城北8-3山形商(24日・ヤマリョースタジアム山形)

 山形で準決勝2試合が行われ、東北文教大山形城北と鶴岡東が26日の決勝(午前10時開始、ヤマリョースタジアム山形)に進んだ。山形城北は3番・小野村駆流(かける)中堅手(3年)の逆転3ランで山形商を8―3で倒し、初の決勝進出となった。

  チームを救った主砲の一振りで、東北文教大山形城北が初の決勝進出。春夏通じて初の甲子園出場に王手をかけた。2点を追う3回に内野ゴロで1点差に迫ると続く1死二、三塁で、小野村が弾丸ライナーで左翼芝生席に放り込む逆転3ラン。その後はリードを譲らず山形商を下した。

 「弾道が低かったけど、いったかなと思った。負けていたので1本出して流れを持ってこれるようにと思っていた」と高校通算15本目のアーチを振り返った。増井文夫監督(58)は「いいスイングをしていた。でもホームランは出来過ぎですよ」と驚きの表情だ。178センチ、75キロの体格からくり出す強打を武器に、昨春から主軸を務めるスラッガー。酒田西との3回戦は2つの申告故意四球など計4四球とバットを振ることすらできなかったが、試合後グラウンドに戻ってティー打撃などをこなし、感覚を磨いてきた成果が出た。

 山形商の先発右腕・水戸部羽空(はく、3年)とは同じ天童一中出身で小野村が投手、水戸部が捕手でバッテリーを組んでいた。かつての仲間から勝負を決める一発を放った。試合が終わり、あいさつした後、抱き合って健闘をたたえ合った小野村は「絶対甲子園に行くから、と言いました」。初の決勝進出だけではなく、甲子園初出場という新たな歴史を刻むつもりだ。決勝の相手は今春県大会決勝で敗れた鶴岡東。力強いスイングで、今春の雪辱とともに甲子園に続く扉もぶち破る。(有吉 広紀)

 〇…山形商は初戦から5試合連続で先発し、好投してきた水戸部が力尽きた。2―1で迎えた3回1死二、三塁で山形城北の4番を務め、中学時代のチームメート小野村に内角高めの真っすぐで勝負したが、逆転となる3ランを浴びた。水戸部は「スライダーでカウントを取って意識はさせていましたけど、うまく打たれた。全力で投げたので後悔はないです」と笑顔で振り返った。

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