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【高校野球】磐城が23年ぶりベスト4…先発の背番号10・山田柊児が1失点完投

スポーツ報知 / 2024年7月25日 9時48分

23年ぶりに4強入りした磐城ナイン(カメラ・秋元 萌佳)

◆第106回全国高校野球選手権福島大会 ▽準々決勝 磐城2-1東日本国際大昌平(24日・県営あづま)

 福島の準々決勝で磐城が2―1で東日本国際大昌平を下し、01年以来23年ぶりの4強入りを決めた。先発した背番号10・山田柊児(3年)が同地区の好敵手相手に1失点完投した。

  最終回、2―1で2死二塁のピンチを右飛に仕留めた磐城の山田は、ガッツポーズでほえた。23年ぶりの4強進出。1失点完投で同じいわき地区の相手との接戦を制し「気持ちで抑えるつもりだった。いい投球ができた」と笑顔で振り返った。

 手の内を知り尽くした相手。渡辺純監督は「制球力があって連打を浴びない」と山田を先発に起用した。期待通り、3種類の変化球を織り交ぜて丁寧にコースを突く投球でテンポ良く投げ込むと、7回2死からは右前打、内野安打と連打も最後は二飛でピシャリ。9回は暴投も絡んで1失点したが「1点はいいと割り切った」と最後まで冷静な投球で試合をつくった。

 春は県準決勝の光南戦で先発も、打者9人に6被安打8失点で1アウトしか取れずに降板。「向かっていく気持ちがつくれなかった」と精神面を鍛え直してきた。6月には、20年に21世紀枠で甲子園切符をつかんだチームの主将だった岩間涼星捕手(法大4年)が教育実習で訪問。「私立に負けない強い気持ちで、負けないチームになれ」と「憧れの世代」の主将から意識改革に十分過ぎる金言を授かり、「その言葉を胸に強い気持ちが出せるようになった」。

 準決勝(27日)は3連覇を目指す聖光学院と戦う。「相手は同じ高校生。次も気持ちをぶつけるだけです」と、優勝した1995年以来の29年ぶりの決勝進出を目指して挑む。(秋元 萌佳)

 〇…聖光学院はいわき湯本に8-6。6―6の9回2死二、三塁で5番・志田隆之助二塁手(3年)が中越えの2点適時三塁打を放ち、チームを救った。取っては取られの展開で値千金の勝ち越し打に「本当に負けなくて良かった」と赤い目で振り返った。「暇さえあれば振り込みをする」と朝5時半起きで練習する努力家は「次も厳しい試合になると思うので、120%の準備をして挑みたい」と磐城との準決勝を見据えた。

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