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堤勇高アナ 海での事故を防ぐには? 着衣泳を初体験しました…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知 / 2024年7月25日 10時48分

宮城海上保安部が開いた安全教室で「浮いて待つ」体勢を実践する堤アナ

 梅雨に入り、すっきりしない天気が続きますね。そんな梅雨真っただ中の先日、今シーズン初めて海に入りました。ただしスーツを着て!

 海の事故を防ぐために宮城海上保安部が開いた安全教室を取材した際、着衣泳の体験教室がありました。私の場合、普段スーツを着ることが多いので、あえてスーツでチャレンジしました。着衣泳は初体験でしたが、想像以上に泳ぎづらさを感じました。濡れた服がまとわりつき、水の抵抗を強く感じるのです。意図せず海に転落した時の焦りに加え、張り付く服によるパニックや動きづらさ…。海への転落が重大な事故につながる訳を身をもって学びました。

 では釣り中や磯遊び中など、普段着の状況で海に落ち、おぼれそうになったらどう対応すればよいのか? 宮城海上保安部が教室の中で何度も訴えていたのが「浮いて待つ」ことの重要性です。慌てず、暴れず、無理に叫ばず、口や鼻を水面から出して呼吸を確保して周りの救助を待つことが重要です。写真は、私が「浮いて待つ」体勢を実践しているときのものです。空を見上げることを意識すると安定しました。

 本来人間の体は鼻や口を水上に出していられる浮力を持っていますが、暴れると口や鼻以外が水上に出てしまい、呼吸が確保できなくなります。さらに、叫んで助けを呼んでしまうと肺の空気が抜けて、これも浮力が減って沈んでいくそうです。実際私も「浮いて待つ」状態では着衣であっても安定して呼吸できましたが、浮いた状態でリポートを試みた際は、しゃべっているうちにみるみる体が沈んでいきました。浮いて待つという言葉に、水難から命を守る術が凝縮されていると改めて感じました。

 毎年夏に急増する水難事故。楽しい海のレジャーで事故に遭わないために、おぼれそうになったら「浮いて待つ」こと、ご家族や知り合いの皆さんと確認していただければと思います。

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