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ボーイズリーグ 旭川大雪ボーイズが連覇…スポニチ杯2年生大会

スポーツ報知 / 2024年7月25日 11時3分

猛暑の中で2連覇を決めた旭川大雪

◇スポニチ杯2年生大会(20~21日・札幌円山)

 各ブロック予選1位チームによる決勝リーグを行い、旭川大雪ボーイズがV2を決めた。札幌ボーイズに10―0で4回コールド勝ちし、続く札幌北広島ボーイズ戦は7回に追いつかれて3―3のドロー。1勝1分けで札幌北広島と並び、得失点差でタイトルをつかんだ。札幌戦で2点ランニングホーマーを放った荻子(おぎす)理人右翼手(2年)が最優秀選手賞を獲得した。

 苦さも入り交じる2連覇となった。2戦目の札幌北広島戦。6回まで3―1とリードしていたが、7回にほころびが出てしまう。1死一塁から三塁打を浴び、さらに内野の失策で2失点。勝利目前で同点とされた。その裏の攻撃では1死から走者を出したが、2度目のけん制死で好機はスルリ。バッテリーの組み立て、カウントに応じた打撃も含め、西大條敏志監督は「考えが足りない」と顔をしかめた。

 成長は見て取れる。新エース候補の右腕・樽井新太は、公式戦初先発で自己最速を7キロ更新する127キロをマーク。5回まで3安打5奪三振で0を並べた。1年時は右肩を痛め、今春は全国大会の2日前に死球で右親指を骨折。苦難を乗り越えてのタイトルとなったが、それでも「1アウトを取る必死さが足りない」と2年生チームの現状を指摘した。

 札幌戦では160センチ、47キロの左腕・金子蒼生が躍動。「三振よりもテンポ良く打たせて取ることを意識した」と4回1安打0封の快投を見せた。しかし、打撃では2試合無安打。「貢献しきれなかった。負けたような気持ちです」

 2回に50メートル走6秒6の俊足を生かして2点ランニング弾を放ち、MVPにも輝いた荻子もまた「点を取れるところで取れてないし、守備のエラーも課題」と反省が口をつく。結果的に札幌戦の10得点が効いて得失点差でタイトルを手にしたが、笑顔は控えめ。この厳しさこそが、次の強さを生むのだろう。(石井 睦)

 〇…旭川道北は20日の4位決定戦で、紅一点の岸本奏(2年)が今季初登板。2番手で2イニングを無失点に抑えた。持ち味は制球力と緩急。滝英樹コーチいわく「投げっぷりがいい」という151センチの右腕は「いつもよりカーブでストライクが入った」と納得顔だった。

 〇…札幌北広島は旭川大雪戦では7回に追いつき、続く札幌戦も7回に3安打を集めて逆転サヨナラ勝ち。右前に決勝打を放った竹村恵亮(2年)は「父と朝練をやってきた成果が出た」。山田徹監督は「2試合とも同じ展開。勝ちたい気持ちが表れた」と驚異の執念を見せたナインに目を細めた。

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