友風が右太もも肉離れで休場 １１日目の大奄美との一番で痛める

１１日目の取組、大奄美（左）にはたき込みで敗れた友風（カメラ・今西　淳）

◆大相撲名古屋場所１２日目（２５日、ドルフィンズアリーナ）

　日本相撲協会は先月１日付けで二所ノ関部屋から独立した中村部屋の東十両７枚目・友風が１２日目から休場すると発表した。１１日目の西２枚目・大奄美（追手風）との取り直しの一番で右太もも裏を痛め「右太腿二頭筋肉離れで全治４週間の安静加療が必要」の診断書を提出した。

　取組後は風呂場から支度部屋まで付け人の宮城、阿龍の肩を借りて引き上げ「右太ももの裏ですね。ブチッという音が聞こえました」と絞り出すのが精一杯だった。友風の休場は２度目。右膝の大けがで２０１９年九州場所から７場所連続休場して以来となる。大けがの後遺症で右足首には依然としてマヒが残っていて常に障害者手帳を携帯している。対戦相手の東１２枚目・白鷹山（高田川）は不戦勝となった。