【広島】島内颯太郎「見つめ直す時間になった」再調整を経て約２週間ぶり１軍合流

１軍に合流した広島・島内颯太郎

　広島の島内颯太郎投手が２５日、マツダスタジアムで１軍の全体練習に参加した。不振で今月１０日に登録抹消となっていた。

　「前半戦は自分のピッチングができない期間が長かった。後半戦、まずは自分のピッチングができるようにというところに集中して、そうすれば、おのずとチームに貢献できると思う」

　今季は３８登板で６勝６敗、１９ホールド、防御率２・８０。抹消前は６試合中４試合で失点。９日の本拠・巨人戦で２／３回を２失点で６敗目を喫し、試合後に再調整が決まった。２軍ではフォームの見直しなどに取り組んだという。

　「数値的なところで言うと、体が少し一塁側に倒れて腕の位置も一塁側に寄ってきている、という話だった。いい時はプレートの真ん中に近い位置で腕がリリースできていたということだった。ブルペンではしっかりそこの数字を改善できた。しっかり見つめ直す時間にはなったかなと思います」

　今季、開幕から“８回の男”を務めてきた。

　「もちろん最終的にはそこ（８回）でもう一回投げるのが目標ですけど、今は言われた場所で。あまり場面は考えず、しっかり結果を出すことだけを考えたい」

　再び勝利の方程式の一角に食い込み、昨年の最優秀中継ぎ投手賞右腕としての輝きを取り戻す。