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【高校野球】つくば秀英が佐々木将人主将の中犠飛でサヨナラ勝ち 初の決勝進出

スポーツ報知 / 2024年7月25日 16時6分

サヨナラ犠飛をはなったつくば秀英・佐々木将人主将(カメラ・中西珠友)

◆第106回全国高校野球選手権 茨城大会 ▽準決勝 つくば秀英6X-5常磐大高(25日・ノーブルホームスタジアムム水戸)

 初の甲子園出場を目指すつくば秀英が9回、佐々木将人主将(3年)の中犠飛でサヨナラ勝ちを飾った。

 初回からゲームが動いた。初回から2点を先取されたが、1回裏の攻撃では4番・吉田泰規(3年)の適時打で1点を返して、食らいついた。4―5で迎えた7回1死三塁では、5番・大石隼也(3年)の中前適時打で同点。2四球で再び1死満塁も、走塁ミスで勝ち越しはならなかった。

 しかし再び好機は訪れた。9回1死から2安打と相手の失策で満塁。ここまで1安打の佐々木に桜井健監督(26)はスクイズのサインを出したが「自分のヒッティングで行く」と佐々木は首を振った。「いつもと同じ気持ちでとにかくつなぐ」意識で打席に入り、サヨナラ犠飛を放った。主将のひと振りにナインは飛び出し、喜びを分かち合った。一方の佐々木は「本当にほっとした」と試合終了後にひとり涙。「うれしいと言うより、ずっといいところが見せられていなかった。試合を決められて良かった」と胸をなで下ろした。

 決勝は明後日27日に行われる。

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