ＫＯＭＯＲＥＢＩ「まさかオリンピックで。朝からビックリ」、三戸＆斉藤ゴールパフォーマンスで注目、「ギリハピダンス」歌い手

「Ｇｉｒｉ　Ｇｉｒｉ」を歌うＫＯＭＯＲＥＢＩ

　２４日のパリ五輪サッカー１次リーグ・パラグアイ戦に５対０で快勝した日本代表。先制点を決めたＭＦ三戸舜介（２１）がＭＦ斉藤光毅（２２）と共に披露したゴールパフォーマンス「ギリハピダンス」も、注目を集めた。このベースとなる楽曲「Ｇｉｒｉ　Ｇｉｒｉ」を歌うのが、５人組オルタナティブヒップホップグループ・ＫＯＭＯＲＥＢＩ。５人はこの日、スポーツ報知に喜びのコメントを寄せた。

　日本の先制点直後。ゴールを決めた三戸と、斉藤が並んで踊るダンスパフォーマンスが、ゴールと同じぐらいの“インパクト”を残した。

　２人が披露したのは、ＫＯＭＯＲＥＢＩの最新曲「Ｇｉｒｉ　Ｇｉｒｉ」に合わせて踊る「ギリハピダンス」。ギリギリでハッピーな状態、状況を意味するギリハッピーというワードが「分かる」「私もギリハッピー」「頭から離れない」など、１０、２０代の若者を中心に共感を呼び、ネット上で大バズり中だ。「ギリギリ　ギリ　ｈａｐｐｙ」という中毒性のあるサビとメロディーも相まって、ビルボードのＴｉｋＴｏｋ週間チャートで５週連続１位を獲得。ＴｉｋＴｏｋ総再生回数は５月のリリース後、約１か月で再生回数１０億回を超え、ＩＮＩやＥＮＨＹＰＥＮ、＆ＴＥＡＭら人気グループのメンバーがＳＮＳに投稿すると、大きな広がりをみせている。

　パフォーマンスの反響は大きく、ＫＯＭＯＲＥＢＩのもとにも、早朝から多くの声が届いた。

　５人は「まさか、オリンピックで自分たちの曲のダンスが踊られるとは。朝からビックリしています。友達からも『これ、ギリハピじゃない？』みたいな連絡をもらい、自慢げに『そうだよ！』と言ってます（笑い）」と驚きを隠しきれない様子。「パリオリンピック！　サッカー日本代表！初戦勝利おめでとうございます！！　圧倒的な初戦でしたね。そして、三戸選手と斉藤選手、ギリハピダンスありがとうございます」と感謝し、「メダル取って来てください！！！　一緒にギリハピダンスしましょう！！　頑張れ日本！！！」とエールを送った。

　パリ五輪の開会式が行われる２６日は、グループ初の全国クラブツアー（８都市）の初日公演（愛知・ＯＲＣＡ　ライトフロア名古屋）が幕を開ける。５人の平均年齢が２２．４歳で、Ｕ―２３の五輪代表とは同世代にあたる。「サッカー代表が世界で戦っているのを見て、自分たちも、ここからさらに頑張っていかないと！と、改めて思いました」と刺激を得た様子。この流れを追い風に、グループの勢いを加速させていく。

　◆ＫＯＭＯＲＥＢＩ（コモレビ）　ＭＣ　ＳＡＭ（２２）、ＭＡＸＩ（２３）、ＹＵＴＡ（２２）、ＭＡＴＨＥＵＳ（２３）、ＤＪ　ＯＴＡ（２２）の同じモデル事務所に所属する５人で結成。２０２３年から本格的な音楽活動を開始。メンバー自らイベント「ＴＩＭＥ　ＢＯＭＢ」を主催し、渋谷、恵比寿、新宿などで定期的にライブを開催。２３年４月、ファッションショー「ＹＺ　ＳＨＩＭＯＫＩＴＡ　ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ」（東京・ミカン下北）で全員がランウェーモデルを務め、ライブパフォーマンスを披露。「ＬＯＶＥ　ＭＥ　ＫＩＬＬ　ＭＥ」がＷＩＬＫＩＮＳＯＮのタイアップ曲に起用された。

　〇…海外でプレーする２人だが、三戸は「ギリハピダンス」について「試合前から話をしていました。（いつ決めた？）練習中に。自分が踊っていたら『それじゃん！』みたいになって、『それやろうよ』みたいな。初披露です。（パフォーマンスできて）うれしかったです」と笑顔。斉藤は「良かったですか？」と報道陣に逆質問。「どう映ってるか、分からないすけど（笑い）。たまたま２人でやろうと話していたので良かった」と話した。