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関脇・大の里が大関・貴景勝を撃破「集中していた」13日目は過去3戦全敗の大関・豊昇龍と対戦

スポーツ報知 / 2024年7月25日 20時34分

大の里(左)が上手投げで貴景勝を破る(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ)

 夏場所を制した関脇・大の里(二所ノ関)がカド番の大関・貴景勝(常盤山)を撃破した。立ち合いで押し込まれたが、右上手を取って土俵際で体を開いて上手投げ。「集中できていた」。11日目の横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)に続いて、大関も撃破。「残りあと3日しっかり集中して、やれることをやる」と目を閉じて答えた。

 今場所は既に5敗。来場所に大関昇進目安「三役で直近3場所33勝」を達成のため、一度も負けられない。ここから全勝し、2ケタ(10勝)に乗せて締めくくりたいところだが、「まだ考えてない」と一戦必勝を強調した。

 幕内後半戦の高田川審判長(元関脇・安芸乃島)は「きょうはうまい相撲で勝った。それはセンスの良さでもあるが弱点でもある。前にどんどん出ていってほしい」とさらなる飛躍を期待。13日目は過去3戦すべて下手投げで敗れている大関・豊昇龍(立浪)と対戦する。「思い切ってやるだけ」と多くは語らなかったが、成長した姿を土俵でみせてくれそうだ。

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