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「負けは負け」貴景勝、大の里に破れ崖っぷちに カド番脱出へ「その日のことに集中するだけ」

スポーツ報知 / 2024年7月26日 6時10分

大の里に上手投げで敗れた貴景勝(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ)

 貴景勝が大関陥落の崖っぷちに立たされた。新関脇・大の里の上手投げに屈して7敗目。9度目のカド番脱出のためには残り3日間を全勝が必須となった。13日目は横綱・照ノ富士との一番。在位30場所を数える名大関が、厳しい局面を迎えた。照ノ富士は連敗を許さず、1敗と単独首位を堅持。3敗で追う大関・豊昇龍、平幕の隆の勝、美ノ海がいずれも敗れた上で照ノ富士が勝てば、13日目に3場所ぶり10度目の優勝が決まる。

 転落した土俵下で天を仰ぎ、唇をかんで立ち尽くした。貴景勝は立ち合い、頭から当たり、大の里を一気に土俵際まで押し込んだ。しかし相手に右上手を許して体勢を崩されると、勢いそのまま土俵外へ飛び出した。支度部屋では悔しさを押し殺すように前方の一点を見つめながら「負けは負けですから。上手を取られた自分がダメだった」と振り返った。

 崖っぷちに立たされた。9度目のカド番で7敗目。今場所で在位30場所を数える大関の座の死守には後がなくなった。それでも「それが結果ということ」と静かに受け止めた。13日目は結びでトップをひた走る照ノ富士と相まみえる。厳しい状況にも「その日のことに集中するだけ。集中してやり切ることだけしか考えていない」と語った。

 首に古傷を抱え、場所前は十分に稽古を積めなかったが、日を追うごとに突き押しで攻め込む内容も増えてきた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「気持ちは本人から伝わっている。初日に比べるとだんだん良くなっている。押しは良くなっている」と分析。22歳で昇進し、何度も苦境を乗り越えてきた大関が、残り3日で意地を見せられるか。(大西 健太)

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