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新小結・平戸海が勝ち越し 八角理事長も絶賛「強くなっている。もう三役の常連の顔ですよ」

スポーツ報知 / 2024年7月25日 20時37分

平戸海(右)が押し出しで豪ノ山を破り勝ち越しを決めた(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ)

 新小結・平戸海(境川)が勝ち越しを決めた。立ち合いで西前頭3枚目・豪ノ山(武隈)の圧力を受け止めると、突き押し自慢の相手を突っ張って押し出した。「起こされず、余計なことを考えずに落ち着いていこうと思っていた」と振り返った。

 この日のNHK大相撲中継の解説は師匠の境川親方(元小結・両国)。「ウォーミングアップでそのことを知って頑張らないといけないと思った。(師匠の前で)勝ち越しを決められてうれしい」と笑顔を浮かべた。

 対戦した豪ノ山はその師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)が独立するまで境川部屋に所属していた兄弟弟子でもあった。対戦成績は3戦3勝となったが「前の2回は内容が良くなかったが、今日はいい内容だった。負けられない気持ちはある」と同世代のライバルへの対抗心を口にした。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「強くなっている。どっしりしている。雰囲気が出てきたね。もう三役の常連の顔ですよ。自信というのは本当に怖い。押されても押し込んでいる。内容がいいですよ。顔つきも変わってきた。気持ちがいい。今場所は爆発している。立派ですよ」と絶賛した。

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