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【高校野球】センバツ王者・健大高崎のプロ注目スラッガー 確信場外弾から…号泣

スポーツ報知 / 2024年7月26日 5時55分

9回1死一塁、左越え2ラン本塁打を放ち笑顔で生還する健大高崎・箱山遥人(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権群馬大会▽準決勝 健大高崎9―8前橋育英=延長10回タイブレーク=(25日・上毛新聞敷島)

 群馬では、今春センバツ優勝の健大高崎が延長10回タイブレークの末、前橋育英を破り決勝に進出。プロ注目の4番・箱山遥人捕手(3年)は特大の場外弾を放つなど4打点を挙げ、チームをけん引した。

 一塁方向へ走り出した箱山は、すぐに足を止め、打球の方向を見ながら一塁側の自軍ベンチを指さした。4点リードの9回1死一塁から左翼場外へ“確信歩き弾”。「昨年、ぎりぎりファウルの場外はありましたが、ホームランは初めてです」と言って表情を緩めた。

 2点ビハインドの3回には同点二塁打も放ち、3安打4打点。9回に6失点して追いつかれ、タイブレークで振り切っただけに、青柳博文監督(52)は「箱山がいなかったら負けていた」と称賛。準々決勝の4安打に続く爆発で、決勝進出に貢献した。

 10回、1番・田中陽翔遊撃手(3年)の決勝打で20日の桐生第一との3回戦に続いてタイブレークで勝利。主将の重責を担う箱山は「皆を負けさせないでよかった。まだ皆と高校野球ができる…」。試合終了後の整列から校歌斉唱、応援団へのあいさつまで涙が止まらなかった。今大会4試合で打率6割4分3厘、2本塁打、9打点。「粘っての勝利は、普通に勝つより勢いが増す」。大黒柱の自覚を胸に、春夏連覇へ歩みを進める。(浜木 俊介)

 ◆箱山 遥人(はこやま・はると)2006年4月26日、東京都生まれ。18歳。5歳から野球を始め、足立九中では江戸川中央シニアに所属。健大高崎では1年秋からベンチ入り。23年と今春のセンバツに出場。高校通算35本塁打。177センチ、84キロ。右投右打。

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