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【パリ五輪】“マイアミの奇跡”指揮官・西野朗氏「あの当時は小国」“ボルドーの歴史的大勝”に感慨

スポーツ報知 / 2024年7月26日 6時0分

西野朗氏

◆パリ五輪サッカー男子 ▽1次リーグ第1戦 日本5―0パラグアイ(24日、ボルドー競技場)

 96年アトランタ五輪で男子の日本を率い、ブラジルを破る金星を挙げた西野朗氏(69)が“ボルドーの歴史的大勝”となったパラグアイ戦を振り返った。

 開幕の試合で、こんな点差で勝ったことは今までの大会ではなかった。28年前に、日本は28年ぶりに(アトランタ)五輪に出場したが、(自分が五輪監督を務めた)あの当時はどうしてもリアクションになってしまう小国の戦い方だった。あれから28年がたち、今は自らアクションを起こす強国の戦い方で、その成長を思うと感慨深い。

 日本は準備してきたものを、迷いなくストレートに出せた印象だ。体にもボールにも判断にもスピードがあり、相手を上回った。退場者を出したパラグアイは後半の2失点目でギブアップした。

 本来なら日本も24歳以上のオーバーエージ(OA)選手を呼びたかっただろうが、今は海外組の招集が本当に難しい。このチームは同世代で積み上げてきたものを実にスムーズに、オートマチックに発揮できていた。途中出場の選手も活躍し、多くの戦力を使えたのも大きい。ここにOA3人がいた方が良かったのかどうかは疑問符が付く。

 細谷は得点がなく目立たなかったが、うまく盾になったり、アシストしたりと貢献度は極めて高い。執拗(しつよう)に両サイドから攻撃を仕掛けた大畑と関根も含め、こういう選手がいないとチャンスはできない。影のMVPだ。

 次の相手のマリには3月の親善試合でやられたが、日本のグレードは上がっている。油断なく臨んでくれるはずだ。(前日本代表監督)

 ◆96年アトランタ五輪 28年ぶり五輪出場の初戦でブラジルを破る“マイアミの奇跡”を成し遂げたが、2勝1敗の得失点差でグループ3位となり1次リーグ敗退。

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