【パリ五輪】７人制ラグビー男子は３連敗 南アフリカに７トライ献上

◆パリ五輪　▽ラグビー７人制男子　南アフリカ４９―５日本（２５日、フランス競技場）

　１次リーグＡ組の日本は、南アフリカに５―４９で敗戦。初戦のニュージーランドＮＺ戦（１２●４０）、アイルランド戦（５●４０）に続き３連敗となり、９～１２位決定戦に回ることになった。

　全身赤のジャージーに身を包んだ日本は防戦一方だった。前半、敵陣に入り込むことすらできず５トライを献上。キックオフボールを直接トライされる屈辱も味わった。

　後半３分、ラインアウトを起点に植田和磨（近大）が、タックルを受けながらインゴールへ。ビデオ判定の末トライが認められ、唯一の大学生選手が意地を見せるのが精いっぱい。前日、石田吉平主将（横浜）が「五輪という、４年に一度の舞台という自覚をもっと持たないといけない。日本を代表して試合をしているという自覚、誇りが足りていない部分があるのかな」と残していた厳しい言葉は、１日でチームを修正するには足りなかった。