22年北京五輪フィギュア団体銀メダル、やっと日本の手元へ…パリ五輪期間中に授与式開催の方針
スポーツ報知 / 2024年7月26日 0時46分
2022年北京冬季五輪フィギュアスケート団体で、日本が3位から銀メダルに繰り上がることが25日、確定した。ロシアの一員として出場した女子のカミラ・ワリエワが、ドーピング違反のため失格となった問題に関連し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が金メダル授与を求めたロシア側の訴えを棄却。3位に変更した国際スケート連盟(ISU)の決定を認めた。
決定を受けて国際オリンピック連盟(IOC)は声明を発表し、26日開幕のパリ五輪期間中に、延期されていたメダル授与式を行う方針を表明。「残念ながら訴訟問題で長く待たせることになってしまった2つのチーム、選手たちにメダル授与できる機会ができて喜ばしい」とし、2位から金に繰り上がる米国、日本の選手をパリに招く意向も示している。
日本は男子がSPに宇野昌磨、フリーが鍵山優真、女子SPが樋口新葉、フリーは坂本花織、アイスダンスは小松原美里、小松原尊組、ペアに三浦璃来、木原龍一組が出場した。
ISUはワリエワの順位点を無効とした一方、2位以下の選手の順位点は据え置いたため、1位だったロシア・オリンピック委員会(ROC)が3位に下がり、カナダは4位のまま。カナダは4位から3位への変更を求めて提訴したが、CASは裁定の時期を未定としている。ロシア・スケート連盟は裁定に「失望した」との声明を出し、法的な論拠は完全にロシア側にあったと主張している。
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